天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信21 ~野球大会~

2013年10月11日

天津留学中、金崎さんからのメッセージです。



9月から天津生活3年目に突入しました。
現在中国は、今日の国慶節(10月1日の建国記念日)をはさみ、9月28日(土)~10月7日(月)まで約1週間の大型連休となります。この期間中、中国国内は旅行者でとても混雑するようです。

ここ天津は先週あたりから少し寒くなりだし、日中は半袖から長袖に衣替えしています。
私は9月から病院研修が始まり、中医薬大学一附病院の2階針灸科13号室 李妍先生のもとで研修しております。進修留学生の場合、一附病院での研修は月曜日から金曜日までの週5日、午前8時~12時及び週に2日午後2時~4時半となってます。
病院内は毎日午前8時から、患者さんが途切れなく沢山こられています。李妍先生の患者さんの90%以上は中风(脳血管障害)及び面瘫(顔面神経麻痺)です。

天津は毎年秋を感じる期間は短く、あっという間に冬になります。寒さに耐え頑張ります。

写真は、今年夏の最も熱かった思い出の一つであった、第9回中国大学生野球大会に参加した時のものです。7月22日から25日までの4日間、天津市の野球場にて行われ上海や山東省、新疆ウイグル自治区等の中国全国各地から約20チームが集まり、一部と二部のグループに分かれリーグ戦形式で試合が行われました。

天津中医薬大学チームは二部グループで参戦し3試合を行い、成績は3戦3敗と残念な結果でした。自分自身の成績はというと、8打数4安打(2塁打3本、1塁打1本)。四球2と調子が良く、納得のいくものでした。久しぶりに緊張感のある真剣勝負の試合に参加でき、良い思い出となりました。
また試合前の約2週間前から毎日午前と午後の2回、暑いグランドで中国人学生と汗を流し昼食を一緒にとって過ごしたこの期間は、まるで20年以上前の学生時代の合宿のようで、とても疲れながらも充実した濃密な時間となりました。

試合に参加しての感想は、中国人大学生野球部のレベルは、日本の学生と比較するとまだまだレベルは低く中国の大学二部チームで日本の一般的な中学生レベル(一部の強い大学チームで日本の一般的な高校生レベル)くらいかなと感じました。また、中国人(相手チーム)の応援はとにかく熱かったです。大きな声を出して応援し、歓喜の声をあげている姿は、1塁の守備についていてやりずらかったです。
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試合中、一塁上にいた相手選手を見ていると、野球専用のスパイクを履いておらず、普通の運動靴で試合に臨んでいる選手を沢山見かけました。またユニホームにチーム名(学校名)の刺繍が入ってなく、手作りのシールを貼っているチームもありました。十分に衣類、用具を揃えることができない学生(チーム)がいることにちょっと驚きました。
日本では、ユニホームがちゃんと揃っていて当たり前、スパイクがあって当たり前の環境で育ってきたので、ちょっとしたショックを覚えました。来年もできれば参加して、勝利したいと思ってます。



野球のユニフォーム姿もかっこいい金崎さん!寒い冬に備え、身体も鍛えて頑張ってください。