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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津留学通信30 ~盤山、黄崖関長城の絶景!~

2014年12月09日

天津留学通信141209-1早いもので、渡航してから3ヶ月を迎えました。
11月の下旬から吹き荒れている、まるで台風のような強風が最低気温を一気に氷点下の位にまで引き下げる日々が続いています。語学の先生や諸先輩方、クラスメートの温かさに支えられ日々勉学に勤しんでおります。
11月の天津、学校の様子をお届けします。

<中国語学習進捗>
天津留学通信141209-2語学授業がスタートしてから2ヶ月半ほどが経過しました。
テキストの内容も少しずつレベルが上がっており、口語の授業では、レストランや市場での会話、宅急便の受け取り時や道案内で使う表現など、より実生活に即した内容になってきました。
時には、黒板に書かれた地図を元に、資料を見ずに道順を説明するといった、ちょっとしたプレゼンテーションのような期会もあり、楽しみながら語彙や表現を増やしています。

天津留学通信141209-3中でも特に興味深かったのは「十二支」の授業でした。教科書の会話文に、相手の誕生日や年齢を聞くのと同じように、「干支」を聞く文章が含まれることから、先生が十二支順番の由来や中国での各干支のイメージなどを説明してくださいました。

中国人は相手や自分の干支を日本人以上に意識しており、それぞれの相性や大体の性格も把握しているそうです。中でも驚いたのは、十二支の中でイメージの良くない干支の年は、その年に生まれる子供の数が少なくなるほど干支を気にしているようです。なぜ鼠が最初なのか?という理由も日本と若干の違いがありとても興味深かったです。

<书法コンテスト参加>
天津留学通信141209-4北京語言大学出版社という中国語教材の研究と出版を行っている会社が主催している书法コンテストに参加しました。これは外国人留学生の書道の腕前を競う大会で、初級クラスの中で、漢字文化圏の日本人である上柿さんと私が選ばれました。書く題材は語学の先生が選んでくださいました。上柿さんは毛筆で「精誠所至 金石為開」を、私は硬筆で「遊子吟」を書いたのですが、書いている姿を動画で撮られていたのでとても緊張しました。

<日本語専攻の学生さんとの交流会>
日本語専攻の学生さんとの交流会に参加しました。彼らはすでに日本語を2年以上勉強してきているので、その語学レベルもかなりのものでした。
しかし、まだ日本に行ったことがない学生さんが大半で、「日本観光のお勧めの場所は?」
「日本料理は何がおいしいか?」など日本文化に興味津々の様子でした。

<盤山、黄崖関長城観光>
天津留学通信141209-5諸先輩方のご厚意により、天津市内から北へ120kmほどの盤山、黄崖関長城を観光しました。
万里の長城というと、衛生学園の研修旅行でも行く北京の八達嶺長城が有名ですが、天津にもあります。まさかこんなに早く万里の長城を登ることができるとは思ってもいませんでした。
気温は冬でしたが、汗ばみながら登りました。

天津留学通信141209-6盤山は中国十五名山のひとつで、三国志で有名な曹操など歴代の皇帝が山を切り開き寺院を建立したというほどの古い歴史があり、全盛期には70以上の寺院が開かれていた場所だそうです。
その頂にある仏塔とそこから見る景色は圧巻の一言でした。

<相互学習>
今月も天津中医薬大学の本科に在籍する中国人学生と相互学習をさせていただきました。近くのファーストフード店で毎回2時間ほど、毎週行っています。以前 もご報告させていただきましたが、中国の学生さんは本当に真面目です。平日は朝早くから、時には夜9時ぐらいまで授業があり、テストやその他の学校行事な どに大変多忙な中、日本語の勉強にも力を抜かず、日々努力している姿にはとても敬服しています。日本語で書かれた問診表を使った授業もあるようです。その 文章中に「尿が生臭い」という表現があったのですが、彼らは「生臭い」という言葉があまりピンとこないようで、伝えるのに苦労しました。

 我々は教科書の文法や用法の確認、単語の使用例、発音のチェックなどをしていただいていますが、今後はさらに日常的な雑談も増やしていければと思います。 天津留学通信141209-7

中後政則

※写真の説明(上から順に)
<中国語学習進捗>十二支の説明
<中国語学習進捗>口語の授業で道順を必死に説明中
<书法コンテスト参加>口語の先生と
<书法コンテスト参加>
<日本語専攻の学生さんとの交流会>
<盤山、黄崖関長城観光>黄崖関長城
<盤山、黄崖関長城観光>盤山