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【理学療法士】アメリカ研修旅行2016!~研修編~
2016年09月27日リハビリ
今年も、毎年夏恒例のアメリカ研修に行ってきました(2016年8月7日~15日)。参加者は、リハビリテーション学科2年生の13名と、今年は初めて神奈川校看護学科から3名の学生と、それぞれの学科から教員が1名ずつでした。今回初めてパスポートを取得した、という学生も多く、緊張しているかな?と思いきや、みんなリラックスした笑顔で、空港まで来てくれた森島学科長(右)、井上先生(右上)、後藤先生(左下)に見送られて、ロサンゼルスへ出発しました。

【研修1日目 ランチョ・ロス・アミゴス国立リハビリテーションセンター視察】
到着から一夜明け、さっそく研修開始。初日は「ランチョ・ロス・アミゴス国立リハビリテーションセンター」の視察です。

ランチョ・ロス・アミゴス国立リハビリテーションセンターは、理学療法士にとって切り離すことのできない、歩行分析で有名な施設です。

ここでは最初に、センターの理学療法士による講義がありました、アメリカで理学療法士になるまでのステップ、就職状況、職務内容などについて説明していただきました。米国理学療法士協会では、2020年までに理学療法は理学療法の博士号保持者によって進められることを目指しており、現在227校あるうちの226校で博士号まで提供されているそうです。また、理学療法士として働くには、国家試験の他に、各州で条件(試験等)が定められていて、自分が就職する州の定めた条件を満たす必要があるそうです。
そのあとには、リハビリの様子やセンター内の施設を見学し、Alter Gという無重力状態を再現できるトレッドミルや、電動車いすの試乗体験をしました。


さらにそのあと、患者さんがベッドと車椅子のあいだを乗り移る手伝いについての実技講習を受けました。ランチョ・ロス・アミゴス国立リハビリテーションセンターでは、職員の身体を守る(腰痛予防などの)ために、講習会を行っているそうです。学生同士での練習や、乗り移りのための器具を体験させてもらいました。



【研修2日目 UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)キャンパスツアー】
午前中に、UCLAのキャンパスを歩いて回りました。とにかく広い敷地の中に、赤レンガの建物が並ぶ姿は壮観でした。キャンパス内には芝生も多く、近所の方が犬の散歩にきていることも多いそうです。



キャンパス内にはUCLAグッズのお店もあり、買い物も楽しみました。
【研修3日目 ロナルド レーガン UCLAメディカル センター視察】
午前中はフリータイムで、午後からは2日目にキャンパスツアーに行ったUCLAの、医学部附属病院のロナルド レーガン UCLAメディカル センターを見学しました。19年連続で西海岸最良の施設とされ、全米でもTOP3に入るそうです。臓器移植でも有名で、肝臓移植後の患者さんのリハビリの様子も見学させていただきました。

臓器移植後のリハビリは、気を付けなければならないことが多く、できることは限られてしまうが、関わる者として多くのことを学ばせてもらっているそうです。
メディカルセンターから、徒歩で10分程のところに、外来部門があります。トレッドミルやトレーニングマシンなどの並びに、何やら見慣れないものが・・・、何かなと思ったら、ピラティスで使うマシンだとのことで、実演してくださいました。

【研修4日目 ベテランズ・ホーム・オブ・カリフォルニア視察】
こちらは、退役軍人の方々のための入居施設です。UCLA医学部の老年医学を専攻する学生の実習施設にもなっているそうです。

施設内には診察室や歯科クリニック、美容室、ランドリー、娯楽室などがそろっており、入居者の方々の食堂はまるでレストランのようでした。看護師、介護士による24時間のケアサービスが提供され、管理栄養士の方も常駐しているそうです。


リハビリ室では、入居者のリハビリの様子も見学させていただきました。

施設内の見学の後には、入居者の方々との交流の機会があり、学生さんたちから習字や折り紙を披露しました。行きのバスの中で、一生懸命に折鶴の折り方を練習していたのですが、一緒に折ってもらうのはなかなか難しく、学生が折ったものをプレゼントしました。


そして、4日間があっという間に過ぎ、研修プログラムの修了証をいただきました。


今回の研修で、案内をしてくださった松本さん(左)、河内さん(中)、森本さん(右)、とてもわかりやすく通訳してくださり、大変お世話になりました。
フリータイムの様子については、また改めて報告します。