トップページ VOICE 在校生インタビュー:看護師をめざす看護学科・大矢さん

VOICE

看護学科・大矢さん

「支えたい」という気持ちを原動力に、
看護師として大きく成長していきたいです。

看護師

大矢 奈菜 さん

看護学科3年生
社会経験を経て入学

  • 在校生

入学前は社会人

「自分のケガ」と「母の闘病」が、医療職をめざすきっかけ。

医療職に携わりたいと思うようになったきっかけは、2つあります。

一つ目は、大学時代、私自身が看護師にお世話になったこと。
当時、体操競技に励んでいたのですが、練習中にケガをして手術をすることになりました。
そのときに担当してくださった看護師の方に、
身体面だけでなく精神面でも支えていただき、
看護師は素晴らしい仕事だなと改めて思ったことがありました。

二つ目は、母をがんで亡くしたことです。
母は、私が子供の頃から闘病を続けていました。
病状が悪化したのは、高校3年生の頃。
抗がん剤治療を行っていたため食欲もなく、髪の毛が抜け落ちてしまうような状態でした。
大変だな、かわいそうだなと思いながらも何もできない、
そんな自分にふがいなさを感じ、悔しく思いました。
そして大学1年生になり、母は亡くなりました。

そのようなことがあり、大学在学中から医療に関わる職に就きたいと考えるようになりました。

患者さんと深く関わるために、医療事務から看護師へ。

大学卒業後は、調剤薬局で医療事務として働きました。
薬をもらいにいらっしゃる患者さんを支えることにやりがいを感じていたのですが、
「もっと深いところまで、患者さんに関わりたい」という気持ちが強くなっていきました。
そして退職し、看護師をめざして専門学校に通うことを決意しました。

決心したのは、12月頃でした。
急いで学校を探す中で、大学時代の友人に相談したところ、
「うちの学校に今度、看護学科ができるよ」と聞きました。
それが東京衛生でした。

医療現場で、看護師は多職種と連携しながら働いていること、
チーム医療が重要視されていることは知っていたため、
理学療法士や鍼灸マッサージ師を育成する学科もある東京衛生なら、
在学中からいろんな職種を知ることができるだろうと考えて、入学を決意しました。

入学直後は苦労した勉強も、楽しく学べるようになりました。

本格的な医療の学びには、入学して初めて触れました。
入学直後は、「解剖学」や「生理学」など基礎的な部分をひたすら覚えていきます。
これには、とても苦労しました。
授業内容を理解するのにも、けっこう時間がかかりましたね。
でも、学び進めていくうちに別の授業で学んだ知識との関連性が見えてくるようになり、
そのころから楽しく学べるようになっていきました。

特に印象に残っているのは、「解剖学Ⅱ」という授業です。
東邦大学を訪問し、解剖の見学をさせてもらいました。
自分の目で見て、触って、臓器の大きさや構造、位置などを実際に確認します。
教科書だけでは理解できない部分までしっかり学ぶことができたと感じています。

初心を忘れずに学びながら、理想の看護師像を明確にしたい。

国家試験合格に向けて、知識や技術をしっかり身につけていきたいと考えていますが、
将来自分がどんな看護師になりたいのか、具体的にはまだ決められていません。
これから始まる本格的な実習などでたくさんの人たちに出逢いながら、
ビジョンを明確にしていきたいと思っています。
「人のために頑張りたい」という初心だけは忘れずに、毎日楽しく勉強していきたいです。

(1年生の12月に取材した記事です)