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【東洋ブログ 大希のつぶやき】日本鍼灸 紙管灸と台座灸でお灸の授業
2025年07月01日授業の様子
さて、1年生の鍼灸実技がスタートして約2か月が経ちました。この2か月、どんな感じで灸の実技が展開しているのか、振り返りながら見てみましょう。
東京衛生学園専門学校の鍼灸実技は、日本鍼灸(日本伝統鍼灸)と中国鍼灸(中医鍼灸)2本柱を軸に3年間構成されています。日本鍼灸(日本伝統鍼灸)の特徴の一つに、この「お灸」があげられます。東京衛生では3年間にわたってお灸の基礎を叩きこみます。恐らく日本で一番お灸を練習しているのではないでしょうか。少なくとも私調べにより関東では一番です。そんな東京衛生の最初のお灸の授業は、まずはお灸を体験するところから始まります。

上の写真は、お互いの手に「台座灸(だいざきゅう」をやっているところ。台座灸とは字のごとく、台座の上にお灸が乗っています。お灸が直接皮膚に触れないため火傷のリスクが少ないですし、一般の方でも簡単にできます。ヤマちゃんがアヤネにやってます。

拡大するとこんな感じ。緑色の部分がウレタンでできている台座です。細い紙に包まれてた艾(もぐさ)が乗ってます。

サヤカとチセもお灸中です。あっ、これは5月初旬の授業の様子ですが、まだ注文した白衣が届いていないので私服で授業を受けています。

ホリイさんとゲンキ。熱くなないようですね。

キラとユウキも真面目にやってます(笑)

ケンダイとキョウコさん。ケンダイ…目をつぶっているぞ(笑)

笑顔のリョウタ。

再び、アヤネとヤマちゃん。次にやっているのは、紙管灸です。こちら読んで字のごとく紙でできた菅の中に艾(もぐさ)が入って上に飛び出ています。なので、これも直接皮膚にはお灸が触れませんので火傷がしにくく、手軽にお灸ができます。手元をアップしてみましょう。

これらのお灸はネット通販やドラッグストアでも購入できます。他人にお灸をしてお金を頂くと業として問題ですが、自分や家族同士でやる分には病気の予防になりますし、問題ありません。ちなみに、私の父も指定した足のツボにお灸をしております。定期的お灸が届くように注文しているのですが、年末帰省した際にちゃんとやっておらず、大量のお灸が部屋から発見されました。困ったものです(笑)
ちなみに、紙管灸と台座灸はともに昭和の時代に日本で誕生していますが、紙管灸のほうが少しだけ先に誕生しています。商品名でいうと前者は「カマヤミニ」後者は「せんねん灸」と、お灸を体験したことがある方なら一度は耳にしたことがあると思います。当然、きゅう師の皆さんはご存じのことでしょう(笑)

あっち向いているミサキと笑顔のトモヨ。
カマヤミニについてはこちらの釜屋もぐさ本舗さんのHPから。
せんねん灸についてはこちらのセネファさんのHPから。
こんな簡単にできるお灸があるのに、どんな練習するの?って思うかもしれませんが。そこが、実技にこだわり、日本鍼灸(日本伝統鍼灸)にこだわる東京衛生の灸の実技です。ちなみに、簡単にできるカマヤミニとせんねん灸ですが、プロにはプロの使い方もありますし、道具とはいつの時代も使う側の技量が問われるというのも、日本鍼灸(日本伝統鍼灸)の歴史が物語っていますからねー。日本鍼灸(日本伝統鍼灸)学ぶなら東京衛生と言われるのは、このへんしっかりやっているからでしょうかね。