東洋医療総合学科Blog

【鍼灸ブログ 大希のつぶやき】 1年生鍼開始

2016年06月21日授業の様子

東京衛生学園専門学校名物1年生の鍼灸基礎実技の授業で鍼が始まった。

今回の写真は全て1回目の鍼実技の様子。GW明けから始まった鍼灸基礎実技ですが、これまでずーっとお灸だけやってきました。鍼灸の実技練習は反復が絶対必要。しかし反復は必ず飽きます。飽きると練習がテキトーになります。

タマキさんがTP(トイレットペーパーね)に鍼をしているところをエリちゃんが見ている。


テキトーな練習ならしないほうがマシ。だから、飽きないように練習する為にもある程度灸の実技だけやって、飽きた頃に鍼に移る。これが東京衛生スタイル。やらされるのではなく自らやる為にもこういう工夫は必要と考えます。

こっちはハヅキがTPに鍼しているところを見ているイノウエさん。


誰もが爪楊枝やフォークをりんごに刺して食べた経験ありますよね。
でも、刺し方なんて教わったことはないと思います。でも刺せましたし、今も刺しますよね。
これはこれでいいのです。

モモヨとみっちゃん。


でも、鍼を刺すときには、刺し方に忠実でないといけません。
リンゴは「痛い」って言いませんが、人はいいますし、痛くないように刺さなければダメです。

コイズミさんとマキちゃん。


なので忠実にできているか見てもらいます。自分では気づかないことが多いので。
でも見る側もどこを見ていいのかわかっていないと見れません。なので、一つ一つのポイントを覚えて刺して、覚えた人に見てもらう。それをひたすら繰り返す。切磋琢磨。

モモとアリサ。


繰り返す繰り返す繰り返す。そしてわからなくなったら私のデモを見る。そうすると、今まで気づかかなったことが、見えなかったことが見えてくる。わかってくる。盗めるようになってくる。


そうすると…・


こうなる。
みーんな同じように鍼が刺せるようになる。姿勢がいいねー。


あとは努力というなの練習をするだけ。
センスや才能の問題ではないのです。センスや才能のせいにしてはダメなんです。だから、教える側も見て学べとか盗めなんて安易に言ってはダメです。見て学ばせるなら見て学べる方法を、盗ませたいなら盗ませ方を教えるべきなんです。
誰に教わるか、どのように教わるか。実技は奥が深い。