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【看護 二年課程】在宅臨床看護の授業~観察力を伸ばす~
2015年12月17日看護
准看護師から看護師をめざす看護学科二年課程1年生の授業をご紹介します。今回学生さんが取り組んだのは、「在宅臨床看護」です。
在宅における生活支援の実際を学ぶことを目的とし、訪問時のマナーをはじめとして、食事・入浴などの援助技術や緊急時の対応方法など演習を通して学びます。

グループに分かれ、「看護師役」、「患者さん役」、「患者さんの家族役」、「観察者」に役割を分担し、在宅看護ADL室を利用して家庭訪問の演習を行いました。
演習は訪問のチャイムを押すところからスタート。
生活スペースであるご自宅にあがるので、訪問時の礼節・マナーはもちろん、ご家族との関わり方も大切です。

家庭訪問では、患者さんの日常生活の様子を知るチャンスです。
演習を行う部屋には、学生さんの観察力を伸ばす、たくさんの小道具が用意されていました。
カレンダーにつけられた○印、お菓子の入った箱、孫の写真、栄養補給食のパンフレット…など、
患者さんのバッググラウンドを知るヒントとなる小道具に学生さんは気づくことができたでしょうか?

患者さんとの距離感や立ち振る舞いなど、学生それぞれで異なり、グループごとにさまざまな演習が行われました。
中には、「孫のクリスマスプレゼントは何がいいかな?」とちょっとユニークな質問をされる場面も。
「○○○がおすすめですよ」と、臨機応変に切り返す看護師役の学生さんもいました。
演習が終わると、観察者、そして依田先生からのフィードバックの時間です。
依田先生から学生さんへ、
「部屋にあったもので、何か気づいたかな?」
「お菓子の箱にどんなお菓子が入ってた?」
と投げかけがありました。

たった10分程度の訪問でも、食生活や生活環境に関するヒントはたくさん得られるはずです。
「どんなお菓子を食べている?間食は多い方かな?」
「普段、どんな食事をしている?」
「患者さんはどんなことを望んでいて、ご家族はどんなことを不安に感じている?」
観察力は在宅の現場でもとても重要です。
訪問することで頭がいっぱいになってしまい、
「会話のキャッチボールがうまくできなかった」
「部屋に置いてあったものが思い出せない」という学生さんも。
しかし、失敗は成功のもと。たくさん失敗をして気づきを得るための授業です。
最後に「ご自宅にお邪魔して、お話しできるせっかくの機会なのだから色んな情報を持って帰ろう」と依田先生からアドバイスがありました。
患者さんとより良い信頼関係を築いていくためにも、基礎的な看護技術はもちろん、観察力やコミュニケーション力なども伸ばしていきたいですね。
「この看護師さんで良かった」と思ってもらえるような、温かく優しさを持った看護師をめざしましょう。
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