東洋医療総合学科Blog

【鍼灸ブログ 大希のつぶやき】 美容鍼灸

2015年06月19日授業の様子

美容鍼灸(びようしんきゅう)ってご存知ですか。

美容を目的とした鍼灸のことです。芸能人が顔に鍼をいっぱい刺されている様子を、ブログやテレビなどで見かけることが多いと思います。一般的には顔への鍼と思うかもしれませんね。でも、鍼灸を手段とする東洋医学は、心の体が密接に関係していること、病気の治療ではなく病気にならないような体調管理なんかが特徴であり、美容で気になるお肌の状態は内臓とも関係していると考えていますので、もともと切っても切れない関係なんです。

近年、その美容を全面的に打ち出して専門的に行っているものが美容鍼灸と呼ばれています。
ってなことで、写真をご覧ください(笑)

写真:テラッチ。静かに刺されてます(笑)


写真:ヨウも大人しい。


写真:ギャー(笑)ネズッチだった。


写真:写りたがりのヤコッチ。


写真:ヒッカリン、目が開けられないらしい(笑)。半笑い。


写真:遠くを見るムッツー。


写真:アッキーは男前。


写真:チズ様♪


写真:ケンも笑顔(笑)


写真:レイキは刺されながらどこを見ているかというと…


写真:上の写真の続き。ウノさんが刺してます。レイキは寝ながら予習中。


ってわけで、美容鍼灸!って思ったかもしれませんが、違います(笑)。
顔への鍼は何も美容を目的としたものだけではありません、例えば、顔面神経マヒとか、目の疲れ、鼻づまり、頭痛などなどいろいろな症状の治療に用いられます。ちなみに、ギックリ腰の治療のツボも顔にあるんですよ。ですので、顔への刺鍼練習中です。

でも、それだけでは面白くないので、結局美容に役立つ手と足のツボにも鍼を刺しています(大希式美容鍼ですね 笑)。美容の為の顔への刺鍼は目的に応じて使うツボも、刺す方向も、深さも違います。病気の治療といっしょ。そんな簡単じゃあーりません。だから、まずは基本の確認。いつだって基本が大事。

治療院で美容鍼灸はやってません 鍼灸師 高橋大希

※鍼灸学校の学生さんの為に今回刺した顔のツボを紹介しましょう。
陽白(ようはく)、魚腰(ぎょよう)、攅竹(さんちく)、太陽(たいよう)、印堂(いんどう)、四白(しはく)、巨髎(こりょう)、迎香(げいこう)、水溝(すいこう)、大迎(だいげい)、承漿(しょうしょう)。
手のツボは合谷(ごうこく)、足のツボは足三里(あしさんり)。
鍼は1寸1番。基本直刺ですが、陽白、魚腰、攅竹、印堂、足三里は水平刺。但し、足三里は2寸5番の鍼で胃経流注に従って。