東洋医療総合学科Blog

あん摩マッサージ指圧師について

2013年04月30日受験生必読!

 東京衛生学園専門学校の東洋医療総合学科は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の3つの国家試験の合格を目指して勉強します。
 
よく鍼灸(しんきゅう)って、鍼と灸はまとめられて表現されますが、これは道具が違うというのが大きな特徴で(もちろん専門的にはいろいろ違いますよ)、あとはツボに対して施術していくのは同じな爲、鍼と灸は同様に使われることが多いです。
 
では、あん摩マッサージ指圧師はどうなのか(-_-)
 
あん摩とは
古代中国で生まれて日本に渡来したものです。漢字では按摩と書きます。按摩の按は『おさえること』、按摩の摩は『なでること』を意味しています。中国から伝わったもの、つまり東洋医学ですので、東洋医学の考えに施術が行われます。また、施術の際は衣服の上からで、心臓に近い方から遠い方に向けて行われます。
マッサージは
Massageという言葉はフランス語です。語源はアラビア語の『おす』(Mass)とギリシャ語の『こねる』(Sso)という言葉からきたと言われてます。ヨーロッパで生まれ、明治以降に日本に持ち込まれたと言われています。按摩とは正反対で、施術は直接皮膚に行われ、滑りをよくするためにオイル(マッサージオイル)やパウダーを使用して、心臓から遠い方から行われます。
 
で、指圧は
指圧は古来からの様々な手法を合わせて、一点圧を主体とした施術が特徴です。
 
学校の授業では、これらの違いをしっかりと認識しながら、基本的な術を習っていきます。
 
しかし、実際の治療においては、これら3つの施術方法を合わせて用いるこが多いですし、『マッサージ』という言葉のほうがわかりやすいからか、実際の施術方法は指圧や按摩でも、現場ではマッサージと表現されたりもします。
 
本校の授業だと、1、2年生は『あん摩・指圧基礎実技』と『マッサージ基礎実技』に分かれて基本を習得していき、3年生ではそれらを臨床的に複合した『臨床徒手療法』という授業に発展していくのだー!
 
 
写真:指導中の谷先生。笑っているのはナッツ。