東洋医療総合学科Blog

ヒネリバリ

2013年10月04日授業の様子

1年生の鍼灸基礎実技。鍼は撚鍼法(ねんしんほう、ヒネリバリ)を練習しています。
 
鍼を刺すと聞くと、爪楊枝をもってフルーツに刺すようなのと同じイメージを持つ方が多いと思いますが、実際には鍼管(しんかん)という道具を使って刺すことが多いです。日本では。
 
ですが、鍼治療が生まれた中国では、鍼管を使用せずに鍼を刺します。鍼管は日本の発明ですし。だから、基本的な鍼の技術として、撚鍼法は身に着けていただきたい。
 
そこで東京衛生学園専門学校では3種類の基本的な鍼を、3種類の刺し方で練習していきます。1年生の頃から徹底的に。
 
一つが、鍼管を使用する管鍼法(かんしんほう、クダバリ)。これは日本の鍼。
一つが、撚鍼法(ねんしんほう、ヒネリバリ)。これも日本の鍼で。
そして、中国の鍼で撚鍼法。
 
日本の鍼と中国の鍼はその形状も違います。だから刺し方も違います。それは、鍼灸治療の文化的背景や患者さんの状態など、いろいろなことが影響していると思われます。
 
4月の入学後から一生懸命に鍼を刺す練習をしてきましたが、新しいことを習うたびに、また1からスタート。で、鍼を刺し始めると、違う方法、違う形状の鍼を習ってもすぐに刺せると勘違いしがちです。だから、刺さらないとなんでなんで?と質問してくる学生さんが多数。そこで、ガツンを釘を刺すのが私の役目。
 
臨床でも教育でも何か刺してるんですよ(笑)
 
臨床家&教育者 高橋大希
 
写真:今日はネズッチの誕生日。プレゼントに『ネヅッチ』って書いたらズって言われた(笑)
 
写真:ネズッチの写真だけじゃなんなんで、今日のユウ様も♪