東洋医療総合学科Blog

やまい一口メモ

2013年05月02日お薦め図書の紹介

皆さん、GWいかがお過ごしでしょうか。
 
東京衛生学園専門学校は4月の28日(日)~5月6日(月)まで9連休(-_-)/。
新入生のみんなも緊張疲れから解放されていると思います(笑)。私も学校ではないところからブログを更新しています。
 
さて、記念すべき1冊目のお薦め図書の紹介。
 
『やまい一口メモ』東洋的な健康観のすすめ 小林詔司著
 
一冊目にこれを持ってくるのもなんですが(笑)。というのは、この本は私の師匠の師匠(大師匠)の本です(笑)。でも、宣伝でもなんでもなく、本当に良い本だからこそ紹介いたします。ちなみに大師匠の書かれた本はいくつかあるのですが、鍼灸も東洋医学も知らない一般の方の為に、『東洋医学』ではなく、『東洋的な観点』から『健康』について書いた唯一の本です。
 
東洋医学というとすぐに『気』という言葉を筆頭に専門的な用語が並び、専門的な世界の中で話が進んでいくことが多いです。それは一般向け言われる本でも同様です。専門用語を極力わかりやすく解説してはいますが、専門用語を使うことに変りはないです。
 
もともと東洋医学というのは、古代中国が発祥の地であり、古代中国人の考え方(東洋的な観点)を医学に応用したことから始まっています。よって東洋的な観点とは、日常生活などにも多く影響しているわけで、医学はその中の一つでしかありません。つまり、東洋的な観点による医学知識の蓄積を『東洋医学』と表現できます。蓄積された量は計り知れず、年数で表現すると2000年以上ですから、学ぶのも大変。だから、一般の方向けの本にも専門用語を使用せざるを得ないのです。
 
しかーし、もし、『東洋医学』ではなく『東洋的な観点』のほうをわかりやすく解説し、それを現在の日本の生活に当てはめて説明できるのなら、様々なことにも応用できますし、現代の日本人にあった『東洋的な健康観』を得れるのでは…。
 
ってことで本書です(笑)。
 
内容は食事や入浴洗髪といった誰もが日常的に行っていることを、東洋的な健康観からわかりやすく解説しています。毎日髪を洗うのは本当にいいこのなのか?洗わないほうがよい時があるのを知っていますか?などなど、鍼灸師の方々にも評判がよく、私の仲間の鍼灸院では患者さんへの説明や指導の為に紹介しているところも多くあります。
 
一般の方々も学生さんも、もちろん鍼灸師の方々も手に取って頂きたい1冊です。
 
※『やまい一口メモ』をお求めの方は、積聚会(しゃくじゅかい)事務局TEL/FAX:03-5431-7077、または亜東書店さんhttp://www.ato-shoten.co.jp/までお問い合わせ下さい。東京衛生学園専門学校の学生さんはGW明けに学校で注文取ります!
 
 
写真:右が『やまい一口メモ』。左は大師匠が書いた『東洋的な観点』を学ぶ為の本です。鍼灸学校の学生には、ちょーっと難しいかな。鍼灸師の方々には是非読んでいただきたい。とくに、これからの時代を担う若い鍼灸師達には。まっ、私も若いですが(笑)