東洋医療総合学科Blog

【はりきゅうマッサージ治療室だより】冬病夏治・三伏治療

2020年07月16日はりきゅうマッサージ治療室だより

梅雨らしいジメジメした天気が続いておりますが、本格的な夏も間近に迫ってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

中国医学では「冬病夏治(冬の病を夏に治療する)」が実践されています。

写真は、研修引率時に天津中医薬大学第一付属病院にあった「三伏治療」のパネルです。



「三伏」とは、夏至以降の3つの庚(金の兄)の日をいいます。

初伏:夏至以後、三度目の庚(かのえ)の日(7月16日)
中伏:夏至以後、四度目の庚の日(7月26日)
末伏:立秋以後、最初の庚の日(8月15日)
()内は2020年の該当日です。

冬に症状が増悪する喘息などのアレルギー疾患に備え、三伏期間に治療を行います。

病院の中で、膏薬をツボに貼ったり、施灸をします。
日本の呼吸器科では、このような光景はあまりみかけないかと思います。

詳細がお知りになりたい方は、ぜひご来室いただきお尋ねください。
施灸とあわせて、本場中国の東洋医学についてもご案内いたします。

8月13日(木)~16日(日)は夏休みのため休室となります。