東洋医療総合学科Blog詳細　東京衛生学園専門学校

 

これは、本校の同窓会である掌友会（しょうおうかい）が主催するセミナーで、東日本大震災の復興支援を目的にチャリティーセミナーとして開催したものです。講師は、株式会社エフスタイル代表取締役でワタナベ鍼灸院の院長、そしてチーム鍼灸の代表を務める渡邊香聖先生です。

 

写真：講演中の渡邊香聖先生。熱い方です！

 

実は、私のお世話になっている本校臨床教育専攻科の先輩で、フジ兄の愛称で呼ばせて頂いている藤田勇先生（群馬 大成堂中医針灸院院長)と話をしていて、鍼灸師に必要なスキルに、臨床・教育・研究があるのは常識だが、ある時そこに経営のキーワードが入ることを聞かされて、開業していない私には経営？って感じだったのですが、その時渡邊先生のチーム鍼灸を話を紹介されました。ってなこともあり、今回のセミナーは私自身非常に楽しみにしていたのですが、いやー、治療院経営に関する疑問が根本的に覆されました。正直、100万円を稼ぐ！なんて聞いてしまうと、そんなうまい話はないとか、医療としてそれはどうか…とか一般的に言われると思います。そんな考えを、良い意味で根本的に変えてくれたセミナーでした。

 

写真：セミナー開始！

 

さて、肝腎のセミナーの内容は、先生の自己紹介から始まり、鍼灸師の資格を得てどのように開業してきたのかというお話からスタートしたのですが、実は渡邊先生、非常に苦労された様子を年月ごとの月商で説明し、このままでは家族を幸せにできないと自身の当時の事を語られました。しかし、いくつかのことに注目してから、治療院の様子がガラリと変わり、今ではこのようなセミナーで講師を務めるようになったそうです。詳しい内容は渡邊先生のセミナーで勉強して頂きたいと思いますが、私が衝撃を受けた幾つかのことを、私の解釈も交えて紹介しましょう。

 

写真：東京衛生学園専門学校の大きなAVホールがほぼ満員に！皆真剣！懐かしい顔がいっぱいでしたー！

 

〇お金の事は考えず、来た患者を丁寧に診れば勝手に評判になり患者さんは増えていく

〇鍼灸治療院ではどんな病気（難病や西洋医学で治らない病気という意味ではなく、内科や外科など問わずの意味）も治療できる

〇治療とは悪いところ（マイナス）を良くする（ゼロ）にしてあげることである

 

この３つを、今、当たり前と思ってる開業鍼灸師の皆さん、実はこれら全てが開業鍼灸師としての足かせとなっている部分があるって考えたことありますか。

 

写真：あっという間の３時間。終始先生の熱さは変わりません！

 

いやー、衝撃でした（笑）。上の３つのどこが、足かせになっているのか、疑問に思った人は是非、渡邊先生のお話を聞い頂きたい。もちろん、上の３つ以外に、誰もが思いつくような治療院の内装やホームページデザインに関するお話もあったのですが、それらは全て先の３つに繋がってくると私は思いました。逆に言うなら、これらのことがわかっていないで、治療院の治療院の内装やホームページデザインを変えたところで、治療院は何も変わらないと、受講した後の私は思っています。

 

藤兄はもともと職人気質の鍼灸師です。技を追求して患者を救うような。でも、そんな藤兄が興味を持って紹介してくれた経営についての話。いやー、鍼灸ってこんなにも楽しいことがいっぱいあるんですね。ありがとう藤兄！そして、渡邊先生改めてありがとうございました！