東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】1年生鍼灸実技スタート!

2021年05月11日授業の様子

入学して約1か月が経過した1年生。「座学の勉強の仕方」などの本校オリジナル授業を終えて、いよいよ鍼灸学校らしい内容が始まっております。「鍼灸基礎実技Ⅰ」は本校の鍼灸実技カリキュラムの中の「基礎実技」の入り口となります。1回目の授業は今更ですが、これから私と濃い関係を築いていく為、自己紹介をして頂きました(笑)。紹介内容はこんな感じ。

氏名
あだ名(どう呼んで欲しいか)
年齢(言いたくな人は答えなくてよい)
入学前に何をやっていたか(学生、仕事など)
入学動機
趣味
私(高橋)へ一言


です。これだけ聞けば、一流の鍼灸師である私はどんな学生さんかだいたい把握できます(笑)。いわゆる望診と聞診と問診です。話を聞きながら質問して、クラス全員終わるころには授業終了って感じでした。
※望診(ぼうしん)とは、見て患者さんの状態を捉え、聞診(ぶんしん)とは耳と鼻で情報を得て、問診は会話して情報を得る方法です。これに切診(せっしん)が加わると、東洋医学の診察法である「四診(ししん」になります。

で、2回目の本日は早速実技室に移動して「鍼灸基礎実技Ⅰ」の開始準備。まずは、席決めです。
カスミンだけカメラ目線(笑)


皆に身長順に並んでもらってます。わしゃわしゃ。


両手に持っているのはゴルフボールです。くるくる回しています。全速力で。


1年生の鍼灸実技の授業はもっとも重要な体の使い方などの「基礎」を習います。
この際に、身長が同じくらいの人と「バディ」を組むことによって、姿勢の重要性などに気づいてもらいます。また、二人一組で「基礎技術」を磨いていく時には身長差があると修得に悪い影響があったりするんだよね。ってことで、しばらくは同じ席でバディといっしょに技術を高めあいます。

ゴルフボ―ルを全力で回します。


さて、「ゴルフボール回し」は昔からうちの学校で行われている「鍼灸師の手作り」の為のトレーニングです。鍼を刺したり、艾(もぐさ)を捻ったりする際に、最低限必要な指の力や柔軟性を身に付ける為に、受験が終わって入学手続きが済むんだらやっておくように言っております。まー、今日見た感じだと半分くらいはやってないようだな(笑)。まっ、苦労するのも泣くのも私ではないのでいいのだが。



まずは、かるーく1時間は回し続けれるようになっていただかないと、1時間鍼を刺すことも、お灸をすることもできないからね。所謂「基礎体力」ってやつです。鍼灸師に必要な。



本日はこの後、特別な手のトレーニング法である「唯掌論(ゆいしょうろん)」の一部を紹介。鍼を刺すのはまだまだ先のことです。お灸は月末には開始しますけどね。お灸は昔から「民間療法」としても愛されていたように、とっつきやすいので。
※「唯掌論(ゆいしょうろん)」は、高橋が憧れる超一流の鍼灸師であり古典ハンターでもある長野仁先生によって考案された散鍼という鍼のテクニックを身に付ける為の手のトレーニング方法です。散鍼に限らず治療家の手作りに抜群の為、本校では1年生の実技授業で紹介しております。今のところ「口伝」によるトレーニング方法です。なので写真はないよー(笑)

去年は突然の緊急事態宣言により自宅待機&テレワークの開始だったので、なんか久しぶりの授業って感じです。追って進行状況を紹介します。