東洋医療総合学科Blog

1年生の鍼灸実技の様子①

2014年05月30日授業の様子

東京衛生学園専門学校は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧の国家試験の受験資格が得られる東洋医療総合学科の他にもいっぱい学科がある、医療系専門学校です。学生さんの数が多いです。入学生が多いのです。だから入学式の会場も広いところが必要なのです。なのです…。
 
ってことで、会場うんぬんがありまして、今年の入学式はいつもより少し遅れて実施され、1年生の鍼灸実技の授業も3週間くらい遅れて始まりました。例年より3週間遅れると教えるのも大変なのでは…あるいは、学生さんの授業進行が早くて大変なのでは…と思うかもしれませんが、まー、問題ありません(笑)
 
写真:うちのブログを見慣れている人は、あれ?と思うかもしれない。みんな姿勢がバラバラ(笑)でも、いいんです。姿勢より大事なことをまずは習得。1ヶ月後には見違えるようになるから。すごいんだよー、東京衛生学園専門学校の実技は!
 
お灸の実技が2回(90分×2)行われましたので、まずは1回目の内容を紹介してみましょう。
 
1回目
お灸についての知識を教科書で学習 約5分
プロ用の艾(※モグサ)を円錐の形に作る練習。を、する爲に私のデモを見る 約10分
練習約 15分
私のお絵かきを見る 約5分
みんなでお絵かきをする 約5分
また私のデモを見て、先のデモ内容を再確認しながら新しい内容を加える 約10分
練習約15分
1回目の2回目のデモの内容を、もう一度確認。約5分
練習約10分
後片付けして、掃除して終わりー。
 
文字で見ると随分あっさりしていますが…教わっているほうが意外と大変。
途中で『お絵かき』ってでてくるでしょ(笑)
 
写真:大希画伯によるお絵かきの様子。この絵を見て、何を教えているかわかる人はたいしたものです(笑)
 
これは、技術の学び方、盗み方のコツを教えてるのです。何かを教わるとき、学ぶ時、の基本は真似ることなのですが、この真似るってやつが意外と難しく、真似るコツがわかっていないと真似れません。だから、真似方、盗み方から教えます。そうすると、私のデモの時にどこに注目すればよいのか、何に気を付けて見ればいけないのかが、だんだんわかってきます。
 
写真:お互いに確認中。学校見学者を谷先生が紹介しています。だらかモザイク入ってます。
 
もう1枚(笑)。みんな笑顔で楽しそうでしょ。うちは厳しいけど楽しいのよ。そして上手くなるのよー。
 
東京衛生学園専門学校の鍼灸実技が他校と一味も二味も違うのはこういうところに秘密があるのだ(笑)
 
※艾(モグサ)とは、お灸の素になる蓬(ヨモギ)の葉っぱの裏に生えている毛を集めたものです。フルーツのキュウイの表面の毛と同じだよ。