東洋医療総合学科Blog

凄いぞ鍼灸

2014年09月01日授業の様子

今年もあの熱い長野式の授業が始まりました(笑)
ホワイトボードの前、青いTシャツが村上裕彦先生!
 
長野式とは故長野潔先生が体系作られた東西両医学の融合を実現した鍼灸治療法です。
2000年以上とも言われる東洋医学・鍼灸の経験。しかし、全ては『気』という言葉から始まる爲に、異なる考え方をもつ西洋医学では理解の難しいところがあります。だから、お医者さんはもちろん、看護師さんや、その他の医療職種の人には、?のことが多い。
しかし、故長野潔先生はそんな鍼灸の考え方を西洋医学の考え方に置き換えることで、西洋医学を専門にしている方々にも納得できる鍼灸治療法を作り上げました。とても一人の人間がなしえたこととは思えない凄い先生だったんです。そして、その意志と考え方を引き継ぎ、さらに発展させているのが、アメリカのボストンを拠点に世界で活躍されている松本岐子先生です。
そんな二人を師匠と仰ぐ、wkey 長野式研究会代表の村上裕彦先生が、今年も3年生の授業のお手伝いに来てくれています!wkeyとは潔(キヨシ)先生と岐子(キーコ)先生の二人のキの字を鍵にして、との思いが込められているようです。
実技デモ中の村上先生!
目の前の病気をどのように治療するか、もちろん大事なのですが、それ以上に大事なのが、なぜ病気になったのか、です。例えば今朝もテレビで芸能人が胃癌の手術をされ、無事成功、回復に向かっているとのニュースを見ました。西洋医学の治療の凄さにはいつも感心します。しかし、本当にこれで胃癌は治ったのでしょうか。
胃癌を手術で取り除いたから大丈夫。それは一応わかります。
でも、なんで胃癌になったのでしょう。食事の問題?働きすぎ?睡眠不足?
もちろんこれらが関係してくるのはよくわかります。
胃癌を治療するとは、胃癌を取り除くだけではなく、何故胃癌になったのか、胃癌になった原因は何かを追求して治療する必要がるのでは。
この原因追求が、東洋医学の最も得意とするところ。
そして、この最も得意なところが、『気』という言葉で説明されるとわかにくいので、西洋医学で説明できるようにしたのが、長野式治療法。
どうですか?勉強してみたいと思いませんか?
授業には村上先生のお弟子さん(ゲン先生)とお仲間(シマヅ先生)もお手伝いに来てくれます。お揃いのTシャツを着て。あっ、ちなみに二人とも本校の卒業生で、村上先生の授業を受けて卒業してるんです。
今日から5週間、毎週月曜日のは村上先生がお手伝いしてくれる長野式の授業で、3年生の実技は盛り上がりますよー。
卒業生のみんな、甘い物を取りすぎてませんか?(笑)