東洋医療総合学科Blog

3年生の臨床実習

2013年04月19日授業の様子

東京衛生学園専門学校の3年生の授業には臨床実習があります。
 
 臨床実習という科目はどこの鍼灸専門学校にでもあるのですが(国からの指示です)、実際に行われているのは臨床『見学』実習でしょう。つまり、先生が治療しているのを見学するのです。自分で治療するのではないのです。
 
他人の治療を見るのはものすごく勉強になりますが、自分で治療をするのはもっと勉強になります。 
 
しかし、学生さんがみんな臨床実習をしようと思ったら大変なことです。
 
患者さんがいないと治療できませんし、まだ国家試験にも合格していない学生さんには、指導の先生が必要になります。 
 
でも、東京衛生学園専門学校の臨床実習は、数名がグループとなって、本校の臨床実習という授業にご理解頂ける患者さんへ治療を行っていきます。各グループには指導の先生が個別に付きますので、臨床実習の授業中の先生の数といったら、多いのなんのって(笑)。
 
ベテランの開業鍼灸師から、本校を卒業した先輩鍼灸師の方々まで、皆の協力で授業が成り立っています。  インターン制度ではないですが、鍼灸師に卒前の過程でしっかりとしたものがあればいいのですが、現状は全ての学校で実施するのは厳しいです。 だって、先生の数が多いってことは、支払う給料が多いってことですから。もっとも、それだけの数の先生を集めるのだって大変なんです。 でも、業界の、学校の後輩の為に本校の先生方は一肌も二肌も脱いでくれています。
 
 そんな先輩方の思いにも答えるべく、GWが終わると臨床実習が始まります。3年生の気持ちも、ここで一層引き締まります(笑) 
 
写真は臨床実習ガイダンスが始まる前のシオリちゃん。早いものでもう3年生です(+_+)。