東洋医療総合学科Blog

人体の構造と機能

2013年05月30日授業の様子

この前、『試験しました』で、1年生の解剖学と生理学について少し話をしましたが、あっという間に授業は進んでいきます。カメラを片手に1年生の夜の授業の覗きに行ってきました。
 
前回と同じ曜日の同じ時間だったらしく、試験を終えて本格的な授業に入っていました。科目名は『人体の構造と機能』です。まー、『解剖学』+『生理学』なんですけどね。ちょうど、お尻の骨のところをやっていました。
 
写真:授業の様子。よーく見ると何人かで机を合わせて授業を聴いてます。
 
先の試験もそうですが、担当は学科長の光畑先生。本校における『解剖学』と『生理学』のスペシャリストです。まー、何を質問しても答えてくれます。
 
写真:解説中の光畑学科長。手に骨の模型を持ってます。お尻の骨。
 
そうそう、机を合わせてやっていましたが、各グループで何体もの骨の模型を使いながら、授業を受けているのです。多分、素人的にも解剖学で一番知られているのが『骨』だと思いますが、これが勉強してみると意外と知らないことばかり。専門科目だから当たり前と言えば当たり前ですが、自分の身体を触ってみて、骨のどこの部分なのかを知っている人ってなかなかいません。しかも、頭やお尻の骨って、一つじゃなくて、いくつもの骨が合わさって出来ているんです。そういうのって、話で聴くより、本で見るより、実際に触ったほうが記憶にも残りやすいんです。骨が体の中にあるのはわかっていても、実際に見えるわけじゃないので、大きさを比較したり位置や角度を確認したりと、模型は大活躍。
 
写真:骨の模型をいじりまくります!
 
ちなみに、どこの学校でも同じように模型をたくさん使って授業をしているかといえば、答えはNOです。歴史ある本校で、昔から大事に使用してきたのがいっぱいあるからできる授業です。同じ科目名でも、学校によって使用する教材なんかは全く違うのよね。そうそう、もうすぐ臨床教育専攻科で教育実習がスタートしますが、うちの卒業生達は骨の模型を使うのが当たり前で授業を受けてきたので、他校に出向いて、いざ自分が教える立場になってみて、骨の模型そ使用しないでどうやって教えればいいんだ?なーんて贅沢な悩みを持ったりします。
 
 
写真:エイちゃんとレミちゃん。臨床教育専攻科の二人は、朝から授業受けて夜まで残って、今度は聴講生として出席してます。エイちゃん、カメラ見ないで集中しなさい(笑)