東洋医療総合学科Blog

涙涙の教育実習

2013年06月18日授業の様子

教育実習本番が行われています。
 
フクダ君の座学の授業が終わり、シズカちゃんの座学が終わり…。反省会。
 
そして号泣。
 
教育実習は大変です。いや、教育、人に何かを伝えるというのは大変なことです。
 
 
私は学校以外でも鍼灸を指導する機会が多くあります。私の指導を受けた人や、それを見ていた人は、「やっぱり、学校の先生は教えるのが上手いよね」と言います。
 
学校の先生だから上手いのでしょうか?違います。
確かにその上手いという指導は学校の先生をすることによって経験が積まれたところもありますが、決してそれだけではないのです。
 
 
教育に関わりだすとよく言われる2つの法則があります。
 
1のことを教えようと思ったら、その10倍の知識が必要である。という1と10の法則。
 
そして、難しく説明するのは簡単だが、簡単に説明するのは難しい。という簡単と難しいの法則。
 
私が担当しているチヒロもツボの授業が終わりました。この1週間一生懸命準備をし、泣いて、それでも準備が間に合わず、今朝はいつもより1時間早く学校に来て、本番直前最後の模擬授業を行い、そして最後のダメ出し。で、なんとか本番を終えるも、その後の反省会で涙涙…(;_:)。
 
 
どうやったら学生さんに理解してもらえるのか。その爲にはどのように授業を組めばいいのか。どこまで勉強すればいいのか。教える爲にみんな苦労しているのです。努力しているのです。うちの教育実習生達は、東洋医療総合学科の学生さんの貴重な授業を頂いていることは百も承知してます。でも、上手くいかないから悔しくて泣くんです。教えるのが最初から上手な人なんていません。
 
治療が上手くなるためにいろんな努力をするように、教える爲の努力をしているのです。豊富な知識を持ち合わせていることと、それを他人に上手に伝えることができるかは別問題。
 
泣いて、悔しくて、だからもっと努力して、そしてまた泣いて。
 
座学の本番を終えたら、いよいよ実技の本番が待っています。同じ失敗をしないように、悔いがないように、残り数日、全力を出し切りなさい。