東洋医療総合学科Blog

東京九鍼研究会

2013年07月11日授業の様子

今日の臨床教育専攻科の授業は超豪華!
 
東京九鍼研究会の先生が3人も!会長の石原克己先生、そして講師をされている間 純一郎先生と小池俊治先生です。なんと、講師の二人の先生は本校の東洋医療総合学科の卒業生!小池先生は臨床教育専攻科の卒業生でもあります。そのことは、先週のブログでも紹介したとおり。
 
写真:3先生が前に揃うと豪華でしょー!
 
本日の授業は火鍼(かしん)と挫刺鍼(ざししん)!
 
普通の学校の授業で絶対習えないこの内容を、普段の臨床でがんがん使用している3人がなんでも答えてくれて、実技も見せてくれる。まーこれも、国家試験をもっている彼ら臨床教育専攻科の学生さん達の授業だからできるだ!
 
火鍼とは、特殊な金属で作られた鍼を火で焼いて、目的のツボに刺す鍼法です。
 
写真:ここからは連続三枚。そのいち、いつになく真剣なダイワニャン。まずはジャガイモで練習。
 
写真:そのに、同じくノゾミン。真剣。火を使うので実技室の中の温度は高い。クーラーつけちゃうと炎が動いちゃうので。
 
写真:そのさん。いやー、暑い、熱い、あつい、あつあつ…(笑)。コウジとマヤゲ。
 
次に挫刺鍼とは、釣り針みたいな先端の曲がった鍼を目的のツボに刺して、皮膚の下から組織を一部を取り除く鍼法。
 
写真:自分の足で練習。これは、タナベさんの足です(笑)。鍼の先端がちょこっと曲がっているのがわかりますか?
 
 
写真:これはチヒロの肩だね。鍼を刺した穴から繊維のようなものが出ているのがわかりますか?
 
どちらの鍼も、特殊な鍼で、特殊な技術を要するので、教わるほうも教えるほうも大変。鍼灸の治療法って本当にいろんなものがあります。どんな治療法を学んでいくのか、どの治療法を自分の臨床スタイルにしていくのかは、正直好みの問題です。どの治療法が一番とかはないと思います。
 
ただし、唯一条件をつけるのなら、本当にその治療法で患者さんの治療をしてお金を頂いているかです。鍼灸の勉強をしていくと、その世界が面白くていろんな方向性に可能性を見出すことができるようになります。でも、学んでいて楽しのと患者さんの症状が改善するのと、お金を頂けるのは別問題。鍼灸専門学校は、職業訓練校なんです。どこまで行っても。だから、3人の先生は本物です!まさにプロですよ。
 
身に付けた知識や技術で収入が得れて、患者さんに喜ばれたら、これ以上ステキなことはありませんから。
 
石原先生は自分が学んできた知識と技術で多くの患者さん治療してきて、その知識と技術は間先生と小池先生に受け継がれています。普段の臨床で実際にやっていることを、惜しみなく指導してくれる3先生。学生さんの指導の爲に、治療院を休んで学校に来てくれます。先生達が教えにきてくれることで、治療をうけれない患者さんがいることを、学生諸君はよーく考えて授業に臨んでほしい。
 
 
写真:せっかくなので授業終わりにスリーショットを頂きました!