東洋医療総合学科Blog

相手の腰に!

2013年07月10日授業の様子

もー、いくつ寝るとー夏休みー♪。
つーことは、その前に試験だね(笑)。
 
写真:ナオが腰に鍼を刺してます。4本。
 
2年生は明後日から鍼灸基礎実技の試験です。現在、一般的にはり師が使用する鍼は、毫鍼(ごうしん)という種類になります。毫鍼は、古代中国では9種類あった鍼の中の1つ。でも、この毫鍼、日本で使用しているものと、中国で使用しているものは形状が違います。つまり、中国の毫鍼と日本の毫鍼ってことになる。そして、この毫鍼には、長さ太さの違うものがあり、そして材質の違うものもあります。
 
写真:ナオアップ!
 
東京衛生学園専門学校で主に使用する毫鍼は次の3つです。
 
銀製の日本の毫鍼、ステンレス製の日本の毫鍼、中国製のステンレスの毫鍼です。
 
で、この3つは、単に刺すだけでも、刺し方のコツが違います。
 
写真:ヨウコさんアップ。
 
銀製の日本の毫鍼は、繊細な鍼の扱いが必要とされます。
中国製のステンレスの毫鍼は、大胆な力のコントロールが必要とされます。
ステンレス製の日本の毫鍼は先の2つのいいとこ取りで、大した技術を必要としません(笑)
 
写真:カワタ真剣。
 
この3つを使用することで、繊細な技術と大胆な技術という相反する2つの技術を身に付けることできます。そして、この3つの毫鍼を身体のあらゆるところに刺せるようになったとっき、古代中国で使用いた残り8つの鍼を使用することができるようになります!
 
そうです、爪楊枝のような太い鍼やら、バーベキューの串のような鍼まで(笑)。まっ、他校では絶対に身に付かない技術ですね。ただの自慢ですが(笑)。
 
写真:ナカムラさんも真剣。で、刺されているルオウは寝ているように見えるが、次の写真を見ると…。
 
写真:うつ伏せになった状態でも手は練習している(笑)
 
正直、座学の試験は普段勉強してなくても、前の日に寝ないで頑張ればなんとかなるかも…(笑)。なんちゃって。でも、実技は今日練習したから明日に突然上手くなるようなものではありません。ダイエットや貯金といっしょで、こつこつやっていって初めて身になる。だから、実技試験はこつこつやってきた成果を先生に確認してもらう日なのだ!