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【鍼灸マッサージ師】天津留学通信27 ~新たに留学スタート!~

2014年10月10日

今回は、今年3月に東洋医療総合学科を卒業し、9月から天津中医薬大学で学び始めた中後政則さんからのレポートをお届けします。初回は、お金と、早速スタートした学習についてです。


1 : 初期費用について
生活費などは、日本である程度調べることができますが、想定し辛い費用で、比較的高額なものを以下に挙げます。どちらも後日返金されますが、?については奨学金と同時に振り込まれるため、暫く立て替える必要があります。

1) 寮の押金(ヤージン) :500元 ※入居者の責任による部屋の破損はこちらで賄われ、残りが退寮時に返金されます。
2) 外国人居留許可書手数料:800元 ※1年で400元。数年前はもう少し安かったようです。公費留学生の場合は後日返還されます。

その他、部屋のネット契約や携帯電話、生活に必要な小物をそろえたり、食事や水などがかかるため、奨学金支給開始まで8万円程度の準備は必要かと思いました。

2 : 9月の学習動向

1) 語学研修開始
9月2日に渡航。10日の学校への手続き日までは衛生局や入国管理局などへの諸手続きの他、居住環境の改善などに充てました。これらの手続きにあたり、衛生学園卒業生や諸先輩方にも大変お世話になりました。また、中国語についても、先に留学している卒業生に個別講座を開いてもらい、大いに助かりました。

中国語の授業は9月15日から始まりました。事前にクラス分けのテストがあります。
簡単な筆記と口頭試問と聞いていたのですが、口頭試問はなく、筆記も初学者には難しい内容でした。

私は初級クラスに分類されました。クラス構成はモンゴル人、韓国人、日本人です。
先生はとても友好的で和やかな雰囲気で授業は行われます。
クラスの人数が7人と少ないので、先生に発音をチェックしてもらう機会も多く、とても有益な授業だと思います。

授業は朝8時から昼12時まで。50分授業が4回あります。内容は口語、精読、聞き取りにわかれています。
精読に関しては、漢字を見ればある程度推測できるのですが、個人的には四声を含めて発音と聞き取りにとても苦戦しています。

2) 中国人学生との相互学習開始
天津中医葯大学の日本語専攻の学生さんと相互学習を始めました。我々が日本語を、彼らが中国語を教える形で、初回は2時間半ほど行いました。

彼らは日本語を4年ほど学んでいるため、日常会話はほぼ問題なく、昨日は中医学の用語「空痛」「重痛」「酸痛」「絞痛」を日本語でどのように説明するかについて聞かれました。
不勉強のため、空痛についてはうまく説明することができませんでした。次回までに調べて説明したいと思います。
このような相互学習の期会を増やして、短い2年間でより多くのものを吸収したいと思います。

3) 新入生歓迎会
9月20日土曜日に天津中医葯大学全体の新入生歓迎会が行われました。留学生だけでなく、鍼灸推拿科、中医学科などすべての新入生が一同に会し、国外からも来賓の先生が多数出席され、とても壮大なものとなりました。
残念なことに細かい挨拶の内容までは分かりませんでしたが、学校としての歓迎の意思は伝わってきました。

※写真は歓迎会の様子です。


今後も、中後さんからのレポートを随時紹介させていただきます。お楽しみに!

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