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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津通信★お仕事編<1> ~天津のホテルで施術ができるようになるまで~

2019年08月08日

このコーナーでは「天津留学通信」というタイトルで、本校卒業生の天津での留学生活をご紹介してきました。
今回からは、「お仕事編」「留学編」という形で、卒業生お二方にご登場いただきます。

まずは「お仕事編」。天津で鍼灸マッサージの仕事に携わる卒業生(東洋医療総合学科2部 2018年卒業:中込さん)のレポートをお届けします。
留学とは違った視点で、中国の鍼灸マッサージ事情、生活や仕事にまつわるアレコレを感じていただければと思います。
 

天津に来て早いもので2ヶ月が過ぎました。まずは天津に来ることになった経緯からお話したいと思います。

私が天津で仕事する事になったのは2018年12月もあと10日に近づいた頃、その2ヶ月前よりお世話になっていた訪問マッサージの会社の代表より「海外で仕事する事に興味ない?」とお声かけ頂いた事が始まりでした。

中国天津の5つ星ホテルで新たに日本人施術者を売りにしたサロンを立ち上げる為にオープニングスタッフを探しているとの事で、突然の話では有りましたが元々海外で生活する事に憧れの有った私は、久々にワクワクしたのを覚えています。話を詳しく聞くと出勤日の食事、住まい、光熱費は中国のオーナーが負担して下さり、勤務中は通訳が付くとの事でした。

当時の私は週4日整骨院、週2日大学で鍼灸の研修受けながら訪問マッサージの仕事をしていました。
仕事の事に加え年齢、資金や語学力等の問題を考え年明けまで悩みましたが、2年前に中国研修で天津を訪れた時に全く知らない土地でも無くワクワクした気持ち、そして自分の直感を信じて、行くことを決意したのです。
3月からはサロンで必要な技術を習得する為に仕事の合間を縫いながら研修に通い、4月初めに1年間勤めた整骨院を退社。4月中旬に開店準備の為一度天津へ渡りました。

何も無い所からサロンを作り上げると言うのは予想以上に大変で、目まぐるしく毎日が過ぎ4月下旬に一度帰国。その後就労VISAの手続きに卒業校や公証役場、警視庁、中国VISAセンター等へ赴き、1ヶ月間の渡航待機期間を経て5月下旬に再度出国となりました。
天津に渡り、ようやくVISA申請の手続きが完了したのは6月の半ばです。晴れて就労VISA取得、それに伴い無理だと思っていた刺鍼も可能となりました。

天津通信20190807-1

住まいは天津を流れる「海河」という大きな川の畔で、川沿いの夜景はとてもキレイです。2ヶ月で様々な出会いも有りました。休みの日にはよく地下鉄に乗って方々に出掛けたりもしています。天津に来てからの出来事はまた次回お伝えしたいと思います。天津通信20190807-2

(2019年8月:中込文恵)