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天津通信

【鍼灸マッサージ師】天津通信★留学編<1> ~家族とともに天津へ/留学前後の手続きあれこれ~

2019年09月25日

今回は、天津通信「留学編」の第1回!
今年3月に東洋医療総合学科を卒業し、この秋から天津での留学生活を始めた卒業生(東洋医療総合学科1部 2019年卒業:玉置さん)のレポートをお届けします。
 

★留学までの経緯★
3年生のとき兵頭明先生の中医学の授業を受講し、夏には中国研修旅行に参加して天津を訪問。改めて中国で勉強したいなあと思うようになりました。
中国との縁は長く、私が子供のころに父がよく中国に出張していたため、そのころから身近に感じていたということも留学のハードルを下げてくれた要因でした。家族の関係から行けても長くて1年。これまで留学した先輩方のプログラムは、一般的に、1年:中国語、1年:専科の計2年間ですが、中国語は自分でカバーすることにし、専科のみ1年間という条件で中国政府の奨学金取得を目指しました。
3年生の11月にHSK(中国語検定)5級を取得。年明けの奨学金選考にも無事合格することができ(その間、国試も!)、8月半ばに小学生の子どもふたりを連れて天津に引っ越しました。家族を同伴される方は、手続きについてぜひ私までご相談くださいね。非常に困難を極めます!

★天津での生活★
家族同伴の場合は、大学の寮に入ることができないということで、天津市内に家を借りて住んでいます。

天津通信<お仕事編>2019-1

店頭に間取り図を出している不動産屋さんをちらほら見かけるので、外国人OKならこちらの条件に合う物件をいくつか見せてくれて、日本と同じように借りられます。

天津通信<お仕事編>2019-2

私が住んでいるのは、子どもの学校の関係から市街区の赤い星のあたり。大学は青い星のあたりになります。その距離およそ25キロ。公共のバスで1時間です。ちなみに、天津市はその面積約11,917㎢。東京都が約2,150㎢なので、いかに広いかが分かりますね。先の「天津留学通信(田中さん)」にも紹介されていた新健康診断センターは、オレンジの星のあたりになります。
大学では新入生はまとめて手続きのガイドをされますので、それに乗っかるのが一番です。私は外部に住んでいるせいか、すべて自分ですることになりました。。。

さて、日本でも話題のキャッシュレスですが、こちらで生活するには、まずスマホ(SIM)を入手し、銀行口座を開設する必要があります。それが済めば、微信(WeChatペイ)や支付宝(アリペイ)などのアプリでおおよそあらゆる支払い、中国版Amazonの淘宝(タオバオ)での買い物、UberEatsのような外食宅配、乗り捨てレンタサイクルなどの便利機能が使えるようになります。2019年9月現在、天津市営地下鉄とバスは、外国人はアプリ決済ができないので、駅で販売しているチャージ式のカードを購入します。
また、詳細な地図と乗換案内は「高徳地図」、バスの到着時刻確認は「车来了」アプリが便利です。

★入学式、その後★
天津に来てから10日ほどは、前述のとおり家を借りたり、生活できる環境を整えたり、中国に滞在するための許可申請等の手続きに走り回ったりしていました。
8月28日、新留学生の登録手続きが一斉に行われました。田中さんの報告にもあるように、証明写真(バックが青と白、5x5、4x3、できればデータも)、パスポートの写真のページ、ビザのページのコピーはそれぞれ数部持っていた方がスムーズです。セブンイレブンはたくさん見かけますが、コピー機はありませんので。学内に撮影所と印刷所もありますが、留学生が拠点とする国際学院の建物から徒歩で10分以上かかります。
8月30日には留学生の入学式のようなものがありました。

天津通信<お仕事編>2019-3

ざっと見て80名ほど。世界各地から学生が集まっています。それぞれ、修士、博士課程の研究生、本科生、中国語専攻生、進修生、自費、公費、3か月~6年と、実に多彩です。入学式では、大学の紹介、サークルの紹介、学生の心得(飲み過ぎ、ギャンブル、夜の一人歩き、バーやクラブに行くこと、麻薬禁止。詐欺や交通事故に気を付けること。勉学に勤しむこと。)などの話がありました。
大学はとても広く、端から端まで歩くと20分ほどかかります。

天津通信<お仕事編>2019-3

寮も敷地内にあり、そこに住む学生のために365日3食提供してくれる食堂もあります。基本的に、学外に出なくても生活がすべて賄えるようになっています!

次回は、授業の様子をお伝えしようと思います。

(2019年9月:玉置映理子)