天津通信詳細　東京衛生学園専門学校

今回は春節の華やかな感じをお伝えしようと思っていましたが、新型コロナウイルス肺炎の流行によりそれどころではない状況になってしまいました。中込はツボの力を借り今のところ元気です。しかし不要不急の外出は避け軟禁状態、このままでは衰えるばかり…｢筋トレ始めました。｣



日本国内に比べると少ないですが、現在天津市の患者数は100人を越え、中国全土での患者数は45000人(毎日2000人～3000人増加)を越えました。
患者数は１月中旬から徐々に増えて、中国のお正月にあたる春節の連休(１月24日～30日)と重なり瞬く間に中国全土へと広がりました。
天津では１月下旬からホテルやスーパー、地下鉄の入口では検温が実施され２月８日までは新型肺炎の拡散期だとして警察、病院、スーパー以外の就労や営業の自粛通達が下り車もバイクも人も少なく町は閑散としていました。



２月１日以降はマンションやアパートの入口でも検温が行われ、宅配やデリバリーの人もマンションの敷地内には入れず荷物は門の前に山積み状態です。



私の職場であるサロンはどうだったかと言うと、感染が急速に広がり出した１月下旬から予約のキャンセルが相次ぎ客足が遠のきました。
中国では旧暦の大晦日に日本の紅白歌合戦のような番組をみながら年越し蕎麦では無く餃子を食べる習慣があるそうで、旧暦の元日となる1月25日は中国人スタッフ達が各家の餃子を持ち寄り餃子パーティーをしたのも束の間、翌日１月26日～31日迄サロンの営業休止が決まり自宅待機となり、１月30日に通達を受け営業休止期間を２月８日迄更に延長する事が決まりました。

１月24日から２週間の日程で日本人の新人スタッフが研修に来ましたがタイミング悪くサロンで働いたのは１日だけ。寮で出来る限り仕事の説明や技術向上の為に練習をし寮生活を体験して帰って行きました。少しでも早く戦力になってくれる事に期待です。新人スタッフが帰国する飛行機にも肺炎の影響がありフライト時間変更、丸１日かけて帰国となりました。現在の航空機の運行状態は本数が減り直行便は殆ど無く航空券代も跳ね上がっています。

２月８日を過ぎ営業再開になるかと思いきやサロン等の娯楽事業に関しては継続して営業自粛するよう通達が流れ、職場のサロンは２月末まで営業休止期間を延長する事が決まり予期せぬ長期休暇となっています。



もうすぐあはき師国家試験、受験生達がベストを尽くせるように祈っています。

（中込文恵）