リハビリテーション学科Blog詳細　東京衛生学園専門学校

リハビリテーション学科Blog

【理学療法士】大学病院に勤める卒業生の話～第6回体験入学レポート～

2015年11月10日リハビリ

３年間で理学療法士をめざす、東京衛生学園専門学校 リハビリテーション学科の第６回体験入学が10月31日（土）に開催されました。
体験入学は、専任教員の授業を体験したり、理学療法士として活躍する卒業生の話を聞いたりと、入学案内やホームページだけでは伝わりきらない学校の雰囲気を感じいただけるイベントです。

そして、この日は午前中に特別企画も開催！
体験入学参加者を対象に、在校生と一緒に授業を受ける「授業見学」を実施しました。授業内容は、日常生活活動論。障がいをもたれた方と、その方の理学療法士からお話しを聞く授業です。



>>日常生活活動論の授業の様子はこちら
実際の授業の様子や学生の年齢層、クラスの雰囲気なども感じていただけたかと思います。

さて、体験入学は13時にスタート。
町田副校長、リハビリテーション学科専任教員の挨拶に始まり、学科紹介では学科長補佐の井上先生が本校の教育内容、特長的なカリキュラムをお伝えしました。

続いて、卒業生の話です。体験入学では毎回卒業生が講演に来てくれます。
総合病院、大学病院、小児施設、老人保健施設、スポーツトレーナー…などさまざまな分野で活躍する卒業生が、学生時代のことから現在の仕事内容をお話しします。
今回お話ししてくださったのは、2014年に卒業し、現在理学療法士2年目の氏家和紀先生です。
氏家先生は、大学病院に勤め、脳血管障害の患者さんから、骨折などのケガをした患者さんまで幅広くリハビリを行っています。
氏家先生のお話しを一部ご紹介したいと思います。
 

---

●大学を卒業後、北海道から上京
理学療法士をめざそうと思ったのは、地元北海道の大学で就職活動をしていた頃でした。
もともと医療系の仕事に興味を持っており、学生時代にケガをして自分自身が理学療法士にお世話になったこと、身近な人の死に直面したことなど、色んな要因が重なり、大学を卒業後、理学療法士の学校に進学することを決めました。

●学生生活
学生時代は、グループワークの授業が多かったです。
学生の年齢層が幅広いので、話し合うと色んな意見、考え方に触れることができます。
“グループで話し合って１つの答えを出す”という授業での取り組みは、患者さんはもちろん他職種の方とも関わることが多い理学療法士の仕事をする上で大いに役立っています。

●大学病院での仕事内容
私の勤めている大学病院は、超急性期病院で死と隣り合わせで治療を受けている患者さんもいらっしゃいます。
医師と話合いながらリハビリを行い、１日でも早く患者さんが日常生活に戻れるようにサポートしています。
職場には、理学療法士8名、作業療法士4名、言語聴覚士3名、助手6名と約20名の職員が勤務しています。
また、患者さんにより良い医療を提供できるようにと、医師や看護師と「他職種合同勉強会」を行うこともあります。

＜理学療法士2年目の勤務スケジュール＞
8時前 出勤・清掃
9時 朝礼・臨床開始
12時 昼休み
13時30分 臨床開始
17時 ベッドサイドリハ（リハビリ室に来れない人へのリハビリ）
18時 カルテ記入
19時 帰宅（日によっては院内の図書室で勉強することも）

●これから理学療法士をめざす方へメッセージ
理学療法士は人との関わりが密な職業です。患者さんとの信頼関係、コミュニケーションが大事です。
勉強は大変です。在学中は復習する時間が必要です。でも、努力した分だけ患者さんに笑顔に反映される、とてもやりがいのある仕事です。
ぜひ、みなさんにも理学療法士の仕事をめざしてほしいと思います。
 

---

卒業生の話のあとは、専任教員による模擬授業がありました。



今回は後藤先生による「形態測定」。メジャーを使って下肢長の測定を体験していただきました。
理学療法士になるためにどんな勉強が必要か、どんな視点が必要なのか、感覚を掴んでいただけたのではないでしょうか。その他、キャンパスツアーや希望者を対象に個別相談などを行いました。

次回は、第7回 体験入学～スポーツスペシャル～！！
日本ハムファイターズのスポーツトレーナーとして活躍する本校の卒業生が講演を行います。
スポーツ業界に興味のある方、理学療法士の仕事の幅を知りたい方、専門学校ではどんな勉強をするのか気になる方…お気軽にご参加ください！

第7回 体験入学
11月28日（土）13：00～16：30（受付開始12：30）