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VOICE

上谷 裕絵

人生をより幸せに変える “鍼灸マッサージ”。
やっている私まで幸せです。

鍼灸マッサージ師

上谷 裕絵 さん

東洋医療総合学科 2003年卒業
みどりの森治療院 院長

  • 卒業生
  • 開業

この仕事の魅力・やりがい

マッサージ施術イメージ 『子どもを産みたい』という希望を持ちながら、不妊の症状で悩んでいる方は少なくありません。
38歳のある患者さんは、薬による不妊治療を7年間行っていましたが成果が出ず、不安と苛立ちで身も心も疲れきっていました。そこで私は薬を止め、鍼灸に専念するよう提案しました。
ストレス解消が最優先と考えた結論です。しかし薬で体内のホルモンバランスを保っていた彼女は猛反対。気が付くと私達は泣きながら何時間も話していました。そしてとうとう彼女は私に任せてくれたんです。数日後「ラクになった」と一言。身体のリラックスが心にも通じたのでしょう。
現在、妊娠7ヶ月。朗報を聞いた時は涙が止まりませんでした。

今の仕事との出会い・きっかけ

受付イメージ もともと生活習慣病予防のための健康運動指導を行っていました。
より踏み込んだアプローチができないことに物足りなさを感じ、直接健康に導ける事をしたいと考えていたある日、“鍼灸マッサージ”と出会ったんです。
施術後はまるで自分の身体が浄化されたような爽快感!衝撃でした。
大学で心理学を学びましたが、心ではなく身体のリラックスでこんなに幸福感が得られるなんて…この勉強がしたい!早速そのマッサージの先生に出身校を聞き、すぐに入学。
学校でオイルマッサージの技術も習得し、その学校の卒業生が声をかけてくれた縁で病院の婦人科に就職。同じ女性ならではの何かができるかもしれないという思いもありました。

後輩への応援&アドバイス

鍼治療 施術風景 婦人科では、多くの不妊治療の患者さんに出会いました。不妊治療の道のりは、長くて辛いもの。
しかし妊娠できた時の喜びは何にも変えられない!回復することで身体だけでなく心も健康になり、患者さん自身がこれからの人生をより大切で愛おしいものにしていく。しかも、私まで幸せを感じてしまうんですから!この仕事をずっと続けようと決心し、2007年に独立しました。
先日、患者さんに「毎日病気の人と向き合っていて辛くない?」と聞かれましたが、むしろ逆。一緒に喜べる日が待っていると信じて、患者さんと二人三脚で頑張る毎日。充実しています。
この仕事に少しでも興味がある人には、このやりがいを味わってもらいたいですね。

上谷裕絵さん のプロフィール

上谷先生 プロフィール みどりの森治療院 院長/東洋医療総合学科1部(昼間部・3年制)/2003年3月卒/
目黒不動尊に程近い「みどりの森治療院」を2007年に開院。完全予約制にもかかわらず、連日満員である。
広島大学で健康科学を学んだ経験と、マッサージ、はり、お灸に加え、女性の病気、アロマオイルのマッサージなど、様々な知識や技術を生かして施術を行う。「施術コースは、全身への鍼灸を基本とする」がこだわり。目が疲れると肩がこるように、身体を全体的にとらえて施術する方が良くなるのだそう。患者さんの話を真剣に受け止める姿勢や人柄が評判を呼び、上谷さんの治療院を訪れる人が後を絶たない。