トップページ 4つの学科 鍼灸あん摩マッサージ指圧 学校|東洋医療総合学科トップ 東洋医療総合学科Blog 【鍼灸ブログ 大希のつぶやき】 カナダから鍼灸便り その3 水谷潤治先生

東洋医療総合学科Blog

【鍼灸ブログ 大希のつぶやき】 カナダから鍼灸便り その3 水谷潤治先生

2016年05月07日授業の様子

おはようございます。世界をまたにかける専任教員の高橋大希です(笑)
こちらはただ今日の朝8時半です。海外からのブログ更新も本日にて終了。13時の飛行機で日本に帰ります。学校ではGWが終わって授業始まってますもんね。

さて、カナダのバンクーバーに来た目的の1つ、卒業生と会う事は無事に果し、もう1つの大事な目的の為にあるろことにお邪魔してきました。写真をご覧ください。日本の治療院かな、と思われるかもしれませんが、カナダのバンクーバーで開業されている治療院です。そうです!本ブログで先日紹介した(カナダから鍼灸便り その1『NAJOM(北米東洋医学誌)』)『NAJOM(北米東洋医学誌)』の編集長であられる水谷潤治先生にお会いしてきました!やったー!


カナダに来て21年という先生、我々を歓迎して下さり着いて早々に治療の話に。そうです、水谷先生と言えばお灸なんです!
日本でお灸と言うと熱い、痕(やけどの)が付くなどと言われて煙たがれることが今だにありますが、海外とくにアメリカやカナダも同じ。熱いと嫌がられるどころか受けてくれません。で、先生のお灸は熱くなく、米粒サイズで日焼け程度に皮膚がやけます。深谷灸法の竹筒を水谷流にアレンジして、お灸をする場所には『紫雲膏』という火傷の治療に使われるクリームを使用されます。ちなみにこの『紫雲膏』も先生の手作り。


はい、水谷先生の施灸中の様子。卒業生の高橋先生が胃のツボにお灸を受けてます。ちなみにこの後食事に行くのですが、高橋先生ものすごい食欲で(今回の海外で一番)、しかも胃もたれ等一切なし。あっ、満腹感のみ(笑)。後から考えてこのお灸以外に原因は考えられないってことに。実感しましたよ。


もっと手元が見たい!の声にお応えして(笑)
左手でお灸のモグサを細長くした小縒り(こより)と細い竹筒を持ち、右手に線香を持ちます。お灸は竹筒を使用することで完全に燃やし切るのではなく温かい気持ちよタイミングで消えます。お灸をしているところが赤く見えるのは、紫雲膏です。


水谷先生の流れるような施灸シーンを写真と文章で伝えるのは限界です(笑)
以前先生が日本で講演されてた際の動画が「You Tube」でアップされていますので、是非そちらを見て欲しい。九州大分の名人首藤傳明先生の勉強会の様子です。以下のキーワードで検索すると見つけれます。うちの学生さんは皆見なさいよ。

【鍼灸】 第30回弦躋塾セミナー  水谷潤治

10年程前にアメリカのボストンで2回お会いしただけなのですが、先生は覚えて下さり今回お会いすることができたことは、とても嬉しいことです。先生曰く、バーク―レイにはほとんど人(鍼灸師)が来ないとのこと。遠くまで来てくれてありがとうと何度も言われましたが、先生、こちらこそ本当にありがとうございますとしか言ようがないです。治療院での見学&お灸の体験させて頂き、そのまま食事へ。写真手前中央が水谷潤治先生。後列左が娘さんのチヨさん、そして隣がスタッフのミズホさん。またまたご馳走になってしまいました。


お酒の大好きな先生。この後ご自宅に戻っていろいろお話させて頂きました。ここからの約1時間半が濃かったです!


日本とアメリカ・カナダでのお灸事情から先生の学生時代のお話までいろんなことを学ばせて頂きました。
本当に貴重な時間でした。個人的な私の質問にも何でも答えて下さり、これまで知らなかった鍼灸関係の疑問や謎などもあっさり解けてしまいました。

水谷先生に教えて頂いた水谷流のお灸は、帰ったら授業で紹介しますね。あっ、ブログにはアップしていない写真も含めて。
11月に日本にいらっしゃる先生。ひょっとしてひょっとすると、うちの学生さんは学校で会えるかも…。って感じでもったいぶって本日のブログ終了。

水谷潤治先生、本当におりがとうございました。貴重なお時間を作って頂き感謝しております。

世界で学ぶ専任教員 高橋大希