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【鍼灸ブログ 大希のつぶやき】　御礼モクサアフリカ（Moxafrica） お灸は世界を変える

2016年11月14日イベント

１１月１０日（木）に開催しましたモクサアフリカ（Moxafrica）講演会。
大成功でしたー！感謝！感激！
皆様のお蔭で無事に終了致しました。足を運んで下さった方々、宣伝してくれた方々、本当にありがとうございました。
そして何より、マーリン・ヤング先生＆伊田屋幸子先生、水谷潤治先生、本当に本当にありがとうございました。


こういう呼びかけにどれくらいの方が興味を持って参加してくれるか不安でした。３０名くらい集まればいいのかなー、なんて思っておりましたが、なんと８０名以上の参加者が！
斜めからどどーん。


遅れてでも参加して下さった方も多数。本当に感謝。真後ろからドドーンと。すごい人数です。


会場の外では募金のお願いとグッズ販売。売り上げはすべて艾へと代わります。


さて、結核という病気は歴史的に見てみると、ドイツで発掘された９０００年前の人の骨からも確認できたというくらい、人類との付き合いの長い病気です。なんと現在の日本でも年間に２万人以上の人が発症しており、明治以降、国内では蔓延して「結核は国民病」なんて言われていたそうです。昭和２６年に「結核予防法」が制定されてからは、BCGワクチンの接種などもあり今日の減少状態になっているそうでうが、なんと先進国の中では日本は罹患率の多い国となってしまっている(-_-;)。つまり、今だ過去の病気ではないという認識が必要なんです。

よって厚生労働省でもこんなポスターで呼びかけてます。


講演を聞いているうちにいろいろわからないことが出てきて、気になったのでお勉強してみた（笑）
まずはBCGについて。BCGってフランス語で、 Bacille de Calmette et Guérin の略で、日本語にするとカルメット・ゲラン桿菌のことです。カルメットさんとゲランさんの名前です。二人ともフランス人の細菌学者で免疫学者です。二人が作った人に悪さすることなく、悪さする結核菌に対する抗体をつくることを可能とした菌、つまりワクチンってわけです。

しかし、そんなBCGワクチンが出来上がっても、開発途上国では公衆衛生上の問題が依然としてあるし、世の中の交通手段が便利になったりした為に感染者の移動も容易になってしまい、結核問題は途上国に留まらないことが言われています。その一方で、エイズの世界的蔓延によりHIV 感染者が増加し、結核との重感染者（結核とHIVの両方に感染する）も問題となっているんです。しかも、結核菌は、結核の治療薬に対して抵抗性がついてしまうことがあります（耐性化）。現在の結核治療の中でもっとも重要なイソニアジドとリファンピシンという2つの薬剤に同時に耐性となったのが「多剤耐性結核」です。

でー、話が専門的な話が長くなってしまいましたが、こんな状態の結核にお灸の治療が有効ってことですよ！
やばくないですか！すごくないですか！本当に。
詳しい内容はまだまだ全国で開催されているモクサアフリカ（Moxafrica）講演会で聞いてほしいし、それが難しい方は、NAJOMこと北米東洋医学誌の特集等を読んでほしい。NAJOM代表の水谷潤治先生も長年モクサアフリカ（Moxafrica）の協力者であられます。ちなみにちょっとだけ情報公開しますが、お灸に使用されるツボは…松尾芭蕉も愛したあのツボです！
※水谷潤治先生についてはこちらをご覧ください。
※NAJOM（北米東洋医学誌）についてはこちらをご覧ください。


もともとマーリン先生がお灸や結核に興味をもったのはNAJOMに水谷潤治先生が掲載した原志免太郎先生の記事を読んでなんだそうです。そこで、興味をもったマーリン先生は水谷先生と連絡を取り、水谷先生は原志免太郎先生の著書『萬病に効くお灸療法』をコピーして送ってあげたそうです。そこからモクサアフリカ（Moxafrica）は始まったとのこと！

水谷先生所蔵の『萬病に効くお灸療法』。これがすべての始まりなんです！あ、絶版図書です。


さてさて、東京衛生学園専門学校では2014年からモクサアフリカ（Moxafrica）の活動を応援しています。で、学生さんが練習用にひねった艾（モグサ）を保管して寄贈しておりました。以前のものはケニアで使用されたとのこと。あれから２年なんとモクサアフリカ（Moxafrica）ケース２箱分の艾が貯まっておりました。すごい練習量だね。


学科長の波田よりマーリン先生へ寄贈！。マーリン先生の笑顔がいいでしょー。


短くなった線香もちゃーんと保管しておきました。艾と同じくらい貴重だそうです。こちらは煎餅とクッキーの缶２つ分。


私のFacebkookでの講演お知らせを拡散・シェアして下さった方々にはこの場を借りて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。東京衛生学園専門学校でのモクサアフリカ（Moxafrica）講演、大成功だったと思います。
東京衛生学園専門学校はこれからもモクサアフリカ（Moxafrica）の活動を応援し続けます。

モクサアフリカ（Moxafrica）HPはこちらから