東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】来月は進級試験

2019年01月11日授業の様子

ブログの更新が少なかった2018年…(-_-;)。授業はいつもと変わらずに進行しており、入学した1年生も鍼灸師の卵っぽくなってきております。で、いよいよ来月には進級に関わる試験が行われます。

東京衛生の実技教育に興味のある方もいるらしいので紹介しましょう。
本校の1年生の鍼灸実技の合否基準は以下となっております。
写真:ノゾミ真剣です。


1、相手の足三里付近に寸3-3番の銀鍼を撚鍼法の旋撚術にて30秒以内に3㎝刺入。
2、相手の下腿の外側(陽明経)に寸3-3番のステンレス鍼を皮膚面から45°の経絡に対して45°の角度で2本、内側(下腿太陰経)に2本の計4本を1分以内にそれぞれ2㎝刺入。
3、2と同じ場所に中国鍼を4本切皮刺入で1分以内。
4、ステンレスの寸3の鍼とステンレスの鍼管を用いて、相手の肩(座位)の上で弾入切皮を含めて片手挿管を15回以上。
5.米粒大の透熱灸を本校指定の灸練習用紙において、10分以内に100壮施灸。
写真:ヤナセも真剣…。


1年生のレベルですので、世の鍼灸師の先生方なら超簡単にできる内容だと思います。
まさができないなんてことは…、あっ、他校の学生さんは試してみると良いです。一つの指標になるでしょう。

写真:ヤナセ、正中ずれているぞ。まだまだだな(笑)


東京衛生学園専門学校の鍼と灸の実技の授業は、「鍼灸基礎実技」という科目名(授業名)です。
鍼の実技と灸の実技を一人の先生が教えます。あっ、ね(笑)
写真:ノゾミ、灸も真剣。


学校によっては「鍼実技」と「灸実技」に分けて教えている学校もあるかと思いますが、鍼の実技と灸の実技って技術を身に付ける上での共通点が多いのでいっしょに教えたほうが効率が良いというのが東京衛生の考えです。
また、鍼実技の基礎と、灸実技の基礎、どちらも単調な練習の繰り返しを必要としますので、「鍼実技」と「灸実技」に分けて教えると、学生さんも飽きます。でも「鍼灸基礎実技」としていっしょに教えれると、鍼に飽きたら灸を、灸を飽きたら鍼をと、こちらも限られた時間で効率良く技術を習得させる為の東京衛生の考えです。

写真:お灸100壮。飽きるよねー(笑)


鍼灸師の技術の基礎を身に付けるのが鍼灸学校。その学校の授業内容で1年生は基礎の基礎を学びます。
どこで誰に基礎を習うのか。とっても大事なことだと私は思っています。いや、東京衛生学園専門学校は思っています。