東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】コロナな今鍼灸師になる意味③

2021年03月17日大希のつぶやき

コロナな今鍼灸師になる意味。
というタイトルで3回目のブログになりますが、今回はコロナな期間に東京衛生学園が座学の授業でどんな取り組みをしてきたのか紹介しましょう。

2020年4月7日に安倍総理大臣は東京を含む7都府県に緊急事態宣言を行い、4月16日に対象を全国に拡大しました。その結果、予定していた入学式はもちろん中止で、新学期も始めれない状況。我々教員は時間割の変更からの、オンラインによる座学の開始を検討しました。


アメリカの鍼灸学校でももちろんオンラインで授業が行われ、動画の配信に不慣れな先生には学校がサポートとしたりとすぐに授業スタイルの変更が行われたと聞いておりますが、東京衛生学園専門学校の場合、いや日本の場合、まずネット環境が十分ではないことが問題に…(-_-;)。そして、パソコンやタブレットといった学習環境が整っていない学生さんが大勢いることが分かりました。


毎年アメリカに鍼灸を教えてに行っている私は、空港から町中のカフェ、そしてホテルのWi-Fi環境の便利さが当たり前になっていたのですが、自分の住んでいる国がこんなに遅れているなんて思ってもいませんでした。
大学によっては学生さん全員にパソコンやタブレットを支給したところもあったようですが、衛生学園は東京校が、東洋医療総合学科、リハビリ、看護、看護通信の4学科と神奈川衛生の東洋医療総合学科と看護と全学生の人数を考えると、とてもではないですがパソコンの支給は無理。ネット環境が整っていないとオンラインでの生配信も当然無理。そして調べて分かったことは、授業をビデオカメラで録画して、その動画を配信しようにも容量が大きすぎて通信料が…とのこと。でー、我々が行きついたのは、パワーポイント(PowerPoint)で作成したスライドに音声を入力して自動で流す(動画にする)ことでした。こっちのほうが撮影動画を流すよりも通信料がかからないんだって。


ってなことで、ここからが大変でした(笑)
つづく