東洋医療総合学科Blog

【東洋ブログ 大希のつぶやき】顔の鍼

2021年04月12日授業の様子

東京衛生の実技授業は、基礎実技と応用実技の二本立てです。


まー、どこの学校もそうかもしれませんが、東京衛生が違うところは、3年間基礎実技があるってとこです。どこの学校も1年生で基礎、2,3年生で応用ってなるですが、東京衛生での基礎とは鍼灸師になる前の基礎ですので、3年間基礎実技の授業があります。もっとも、基礎の修得を待って応用にという時間はないので、2年生の後半から応用実技の授業が始まりますが。ってことで、うちは実技の授業時間数が多いのよね。


で、3年生の基礎実技を指導するのは私。ってことで、3年生は1年ぶりに私に基礎を教わってます。本日は顔面への刺鍼でした。「美容鍼灸」の名前がすっかり有名になりましたが、美容だけじゃないですよ。


花粉症って最近の病気だと思いますけど、鍼灸治療で良い感じに症状の改善ができます。


顔への刺鍼ってことで、マスクを外さないと鍼ができませんので、換気に気を付けながら授業を行ってます。4月に入ったとはいえ、窓を開けての授業は少し寒いです。バスタオルをかけてもらって鍼を受けます。
唇の横にある「地倉」というツボに、「横刺」という方法を用いて、「つかみ押手による片手刺し」という特殊な刺し方で鍼を進めていきます。まー、うちの3年生なら私のデモを1回みれば真似できます。


アップ。見えますかね?


完成。っていうか、刺鍼完了。


何の痛みもなく刺されて寝てしまう人もいますが、他の場所に比べて敏感なので痛がる人も多いです。私も顏に鍼刺されるの苦手です。


顔に鍼を刺された状態で笑ってはいけません。顔が動くと鍼も動いて痛いです(笑)


こんな感じで初めて顔全体に鍼を刺しました。
私自身は顔に鍼をすることはほとんど無いのですが、顔の症状って以外と多くて、顔面神経麻痺や蓄膿症、ここ最近だと「逆さまつ毛」を治療しました。何がきっかけか分かりませんが、朝起きて痛いと思ったら左目の下のまつ毛がチクチク刺さる。病院に行ったら「切って縫えばすぐですよ」って言われて、逃げるように私のところへ。私も初めて治療しましたが、東洋医学では「目の下の症状」ってだけなので、あるツボに鍼を刺すこと3回の治療で無事に解決。鍼灸は相変わらず面白いなーって思いました。目の周りや顔に刺さないのに目の下の症状を治療できるんだからねー。
 
あるツボとは何か?
①松尾芭蕉と言えばのツボ
②目口は〇〇に収むのツボ
③大腸の募穴のツボ
④手少陰の起始穴のツボ