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【東洋ブログ 大希のつぶやき】タオルワークって知ってますか?

2021年04月26日授業の様子

タオルワークとは、セラピストが施術中に行うタオルの取り扱い全般のことを言います。
写真:顔にタオルを使ってアイマスクをする津田美奈子先生。


セラピストという横文字を聞くと、アロマセラピーなどをやるような華やかなイメージを私は持ってしまいますが、国家資格の中でも数少ない平仮名資格の「はり師」「きゅう師」そして、「あん摩マッサージ指圧師」にも必須のテクニックです。そして、こういうテクニックlは圧倒的にセラピストと呼ばれている方々のほうが上手だったりします。


もう何年前になるでしょうか、卒業生とのご縁で、津田先生を紹介して頂き、本校での指導をお願いしたのは。アメリカで勉強されてきた津田先生はアロマセラピストしてお仕事をされ、その後、本校の姉妹校である神奈川衛生学園専門学校を卒業し、現在は平塚で治療院「治療室ナチュレ」を開業されています。


神奈川の学生時代に行った治療院でのタオルの使い方に大変がっかりされた先生。「はり師」「きゅう師」そして、「あん摩マッサージ指圧師」は国家資格であり、専門の知識も学んでいるのに、タオルの扱いはこんなにもひどいとは…と学生時代に思われたそうです。先生が仕事をされていた治療院で、タオルワークを指導しているという話を聞き、是非本校の授業に取り入れたいって思ったんですよね。


タオルワークでできることを先生は3つ挙げています。
①保温効果。
②安全な治療環境の提供。
③プライベート保護。


まー、私から見てもほとんどの鍼灸師は①だけだよね(笑)。寒くないようにって。
でも、タオルを使って②や③ができると治療家としては大きく違ってきます。


先生の「はり師」「きゅう師」そして、「あん摩マッサージ指圧師」としての仕事には、アロマセラピストの経験、そして先生は在宅治療の経験、そして病気の術後の二次性リンパ浮腫の専門治療など、お話を伺っていると、本当にタオルの使い方ひとつで、あんな場面もこんとこともできるんだって、目から鱗の状態になります。3年生もいつになくメモの量と食いつきが凄かった(笑)。みんな臨床実習で生かしなよ!

写真:シオンさんが患者さんの右膝下に丸めたタオルを入れるところ。足の緊張をとって施術をしやすくします。


入れてます。


治療院のトイレの一つとってもホスピタリティあふれるタオルワークが可能となります。
みなさん、トイレにかかってある手拭き用のタオルってよく目にしますよね。あれって、かけ方一つで全然違うんですよ!まっ、詳しい内容はうちの授業の特権ってことで(笑)


「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」になろうってんだから、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師ができるのは当たり前。でも患者さんとの対応や身に付けるべき技術や知識はそれだけではありません。「開業」することができる資格でもあるので、それを見据えた教育にも本校では力を入れています。受験生の皆さん、資格とれればどこの学校でも同じだなんて思うなよー(笑)

コロナ渦でも最高の授業を提供します
専任教員 高橋大希