東洋医療総合学科Blog

試験しました

2013年05月23日授業の様子

鍼灸師になる為の学校の授業というと、東洋医学をしっかり学ぶようなイメージがあるようだが、実は違う。
 
写真:試験中のアッキー。
 
所謂、西洋医学との授業時間数の比較では西洋医学の授業数のほうが多いです。最も、実技と中国伝統医学に力を入れている本校は、他校と比較したら多いほうですが。
 
鍼灸師になるのに、東洋医学より西洋医学のほうを多く学ぶということに疑問に思う方がいらっしゃいますが、鍼灸が医療であるなら、まず医療としての基礎を学ぶべきであり、その後専門の勉強を極めていく過程が基本と言えるでしょう。第一、西洋医学の専門家であるお医者さんだって6年間で勉強が終わるわけではないです。東洋医学を学ぼうなんて思ったら、とてもとても3年間の授業では(笑)
 
で、まずは西洋医学での体の構造を学ぶということで、1年生の座学の授業は『解剖学』と『生理学』から始まります。『解剖学』は体のつくりや形を学び、『生理学』はその働きを学びます。しかし、これらは誰もが初めて見聞きする学問の為、なかなか勉強が難しい。
 
そこで、東京衛生学園専門学校では一工夫しています。まずは素人さんでも知っているような体の仕組みを頭のてっぺんから、足の先まで確認してみます。例えば体を支えたり内臓を守っている骨。頭だけでいくつあると思いますか?心臓が左にあるのは有名ですが、二日酔いに効くウコンドリンクのCMなんかで耳にする肝臓(かんぞう)、これはどこにあるのか?。名前は知っていても場所は意外と知らないものです。こんな感じでまずは人の体について大まかに知ってもらう。
 
で、それらの知識の定着を確認する為に試験をするというわけです!入学して1ヶ月ちょっとのこの時期に試験をやるのには大きな意味があります。
 
写真:試験問題公開!
 
医学の勉強には、聞いたことのない名前がいっぱい出てきます。理解も必要ですが、まずは覚えることが大事!暗記が大事です。勉強の仕方も学びながら、少しずつ慣れていってもらいます。そして、『解剖学』と『生理学』の授業に本格的に入っていきまーす。
 
 
写真:皆が真剣に試験を受けているところの写真を撮りたかったのだが、終了次第退室なのを忘れていて、ほとんど教室に残っていなかった…。で、チヅルの写真です(笑)