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【東洋ブログ 大希のつぶやき】3年生のお灸
2024年05月09日授業の様子
3年生のお灸。ついに「緩和」がはじまった!
東京衛生学園専門学校の鍼灸基礎実技は、3年生まで行われます。1年生の鍼灸基礎実技Ⅰ、2年生のⅡ、3年生のⅢです。ほとんどの学校では、基礎を1年生で終えて2年生には応用に入っていきますが、本校は基礎をしっかり3年間おこないます。本校の鍼灸基礎実技の「基礎」とは、授業としての「基礎」ではなく、鍼灸師にとっての「基礎」です。だから、3年間徹底的におこないます。

お灸の数だと、軽くみても3年生までに20000壮已上はお灸をしています。そんだけ練習することで、形、大きさ、硬さ、そして手際の良さが身に付きます。しかし、ここまででは直接お互いの体(皮膚)にはまだできません。患者さんが熱がる可能性があります。そこで、灸熱を緩和する為の「技」を3年生でようやく学んで練習していきます。

「緩和」の様子。指の間に燃え切った灸がみえますが、注目して欲しい「緩和」は親指と人差し指です。熱を指に吸収し、皮膚を圧迫そして緊張させることで熱いお灸が気持ちよくなります。

お灸は熱いから嫌!という鍼灸師や学生さん、そして患者さんの話をたまに耳にしますが、はっきり言って「下手(へた)」だからです。学生中にちゃんと練習しないからです。鍼灸学校で多いのは、この灸の練習過程を1年生のうちに、1年生の基礎の内だけ終わらせてしまう学校です。基礎の練習は学生中しか絶対しません。ぜーったいに、しーまーせーん(笑)。卒業したら、就職したら、開業したら、やらなければならないことが山ほどあります。そんな中で「基礎」の練習をすることはぜーったに無いです(笑)。

学生中にどんだけ「基礎」を身に付けたかが、鍼灸師としてスタートした時のラインの位置に関わってきます。
よく例として話すのですが、鍼灸師になるって仕事をはじめるっていうのは、カードライバーでいうなら車の免許を取ったばかりなのにF1に参戦するようなものです。車の免許取ったばかりの人がいきなりF1に参加できますか、参加して勝てますか、まー考えるまでもなく無理でしょうね。だから、F1での勝ち方を教えてくれる鍼灸学校と、そうでない学校では、同じ免許でも、治療できるかできないか、職業として稼げるか稼げないか、大きく違ってきます。
このブログを見ている鍼灸師のあなた、F1に参戦していますか。
このブログを見ている鍼灸師を目指しているあなた、F1に参戦できそうですか。
このブログを見て鍼灸学校選びで悩んでいるあたな、その学校で大丈夫ですか。
あなたの目標や夢は、車に乗ることですか、免許を取ることでですか、F1に参戦することですか。