東洋医療総合学科Blog

鍼の授業が進んでます!

2013年06月04日授業の様子

東京衛生学園専門学校の鍼灸の実技授業は、まずは手を鍛えることから始まり、そしてお灸の基礎を習って、やっと鍼の基礎に入っていきます。
 
で、1年生が鍼の練習に入りました。鍼の名称を確認しましたので、鍼の持ち方構え方を確認する作業を何回も繰り返しています。正しい持ち方は姿勢に表れますので、姿勢の確認も欠かせません。毎授業、学生さん一人ひとりを確認していくので時間もかかります。でも、この基本が何よりも重要なので、丁寧に一人ひとり毎回毎回確認していきます。大変なんですよ(笑)。
 
写真:座って鍼を構えているところ。昼の1年生。
 
写真:二枚目。
 
それと同時に、鍼の操作方法も習っていきます。
まずは片手挿管(かたてそうかん)です。
 
写真:田坂先生に確認しているタクミ。大丈夫か!?
 
中国が発祥の鍼灸治療ですが、鍼の刺し方は現在いろいろは方法があります。日本でされた鍼の刺し方に管鍼法(かんしんほう)というのがあります。鍼は通常、そのまま手で持って人の体に刺します。爪楊枝をフルーツに刺すのと基本は同じです。管鍼法は鍼が入る内径で、鍼より短い管(鍼管:しんかん)を使用して鍼を刺す方法です。鍼管を立てて、その中に鍼を入れると、鍼のほうが長いので管から鍼の端がでます。この出ている端を指で叩いてあげると鍼は入っていく。という感じです。
 
この、管に鍼を入れる動作を挿管と言います。左手に管を持って右手で鍼を管に入れればいいのですが、この動作を片手でやるのが片手挿管です。
 
写真:片手挿管の練習中。今日で3回目だから、そろそろ1分間に15回できる人がでてくるかなー。