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【東洋ブログ 大希のつぶやき】OSCE前半 問診と診察
2025年08月04日授業の様子
今年のOSCEが終わりました。OSCEとは、Objective Structured Clinical Examination の略称で、訳すと「客観的臨床能力試験」のことです。単なる試験ではなく、東京衛生学園では、医療面接(従来の「問診」です)→身体診察(現代医学の検査法、東洋医学の診察法の舌診・脈診・腹診)→鍼実技→灸実技→あん摩指圧の5つを、ブースを移動して受けていきます。各ブースで時間がかかりますので、一人の受験者(3年生)が、4日間中の2日に分けて実施されます。
前半となる初日と2日目は、問診と身体診察です。
写真:実技室奥、写真左の「医療面接」ブースを経て、写真右の「身体診察」ブースに移動して受験します。

写真:医療面接ブースの様子。モデルさんは、在校生と面識の無い教員の関係者。

おや、このモデルさんは…(笑)

問診ですが、場合によっては患者さんに寄り添うこともあります。
写真は、モデルさんの訴える「痛み」の部位に触れて確認しているミドリちゃん。

親方が睨みを利かせてます。緊張。

こちらは、身体診察ブース。ケイタロウがライトテストをやっているところ。

ライトテストとは、首から肩、腕にかけての部分で、神経や血管が圧迫され、痛みやしびれ、だるさなどの症状を引き起こす病気である「胸郭出口症候群」の検査。患者さん役の腕を、写真のような姿勢にした際に、手首の拍動が弱くなるか消失するかを確認することで、神経や血管が圧迫されているかどうかを調べます。
この後、東洋医学の診察、舌診、脈診、腹診をやるのですが、私が評価者なので写真撮れなかった(悲)。
3年生はすでに「臨床実習」が始まっていますので、こういった検査を患者さんに行いながら治療するのですが、改めて試験をすることで、しっかり身に付いているか確認していくのです。
後半につづく。