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【東洋ブログ 大希のつぶやき】1年生夏休み明けの実力
2025年09月03日授業の様子
夏休みが終わり、「(夏休みの)宿題」が提出されました。今年の1年生はさぼって見提出、なんて人は一人もいませんでした。よしよし。
夏休みの宿題の様子は、以前のブログで紹介しておりますが→【東洋ブログ 大希のつぶやき】1年生夏休みの宿題 実際に今年の1年生の提出されたものがこちらになります。
全員提出したところの撮影を忘れてしまったので、一人分の写真となりますが、これがクラス全員分集まるわけです。若干のやり直しが数名ありましたが、みんな頑張ってきました。よしよし。
早速、宿題の成果を見るために、タイムを計って全員でトイレットペーパーに刺してみましたが、なかなか良い感じでした。さて、お灸はどうか、の前に東京衛生学園スタイルのお灸練習を少しだけ紹介しましょう。
短冊型の「お灸練習特製用紙」に、縦線20本、横線5本を引くと、縦横の交点が100カ所できます。この100カ所をツボに見立てて、ズレないようにお灸をします。この宿題、夏休みだけでなく、3年間毎週2枚提出するのが東京衛生学園スタイルです。今年の1年生は夏休み前までに15週間ありましたので、×2=30枚すでに提出しています。1枚100壮のお灸をしますので、100壮×30枚=3000壮のお灸をしていたということになります。で、夏休み中に、このお灸練習特別用紙30枚が夏休みの宿題でしたので、夏休みだけで3000壮。つまり、東京衛生学園の1年生は、本日(2025年9月2日)までに最低でも6000壮お灸をしている、ということになります。最低でもというのは、授業で練習した分などはカウントしてませんし、宿題とは別に放課後の実技室開放(自主練習)でもやってる人はやっていますので。その結果どうなるかというと、こうなります。
見やすく写真に納まる人数分だけ撮ってみましたが、夏休みを経て、9月2日の授業中にお灸をしたのがこの写真。赤丸は、100壮のお灸をした時間です。10分切っているのが分かりますかね。これってどのくらい凄いか分かりますか。1年生の夏までにこのレベルのお灸ができるようになり、その後、形や大きさなどの精度を上げていきつつ、人体のいろんなツボにお灸をして、卒業時には火傷しないお灸が全身にできるようになる、なって欲しい、ならせる、のが東京衛生学園スタイルです。ちなみに、この日の最速タイムがこちらだペイ。
100壮で6分10秒。入学して半年の「きゅう師のタマゴ(東京衛生学園育ち)」の実力です。
日本一お灸をする東京衛生学園だからこそ、身に付く技術。そして、それを可能にするのは、言うまでもなく彼らの全力の努力と、ほんの少しの我々の教育。
近年、授業のオンライン化がこの業界でも増えております。オンラインによる授業というのは、それなりにメリットもあると思います。ただ、鍼灸マッサージの、職業訓練校の、医療系専門学校でのオンライン授業てどうなのだろうか。オンラインで資格を取った人に、患者として身を任せることができますか。これが、お客さん相手のエステ的な美容的な鍼灸だったら私は良いと思いますが、患者さん相手の鍼灸治療だったら私は嫌です。オンライン授業は確かに座学の学習効率は良いかもしれない、でも、座学も含めて毎日学校でクラスメイト顏を合わせて、人間関係を構築することで、お互いの身体を使って鍼灸の技術を身に付けていくのです。クラスメイトとの人間関係を通して患者さんとの関係を築いていくのです。鍼灸に必要なものは、医学知識と鍼灸の技術だけでありません。まー、そうは言っても受験生はオンラインの充実し、わざわざ通わなくてよい学校のほうに魅力を感じるようですが。でも、良いんです。学校選びから鍼灸マッサージ師としてのセンスが問われる最初の分かれ道ですから。私は東京衛生の学生に全力で教えるだけですからー。