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【東洋ブログ 大希のつぶやき】2年生のお灸の位置が上がってます
2025年09月02日授業の様子
2年生のお灸の位置が上がってます。上がってるって、なんのこっちゃ(笑)って感じかもしれませんね。東京衛生学園では、1年生で鍼と灸の扱い方をまずは徹底的に身に付け、2年生では、お互いの体の腰→背中→肩へと、鍼と灸をやっていきます。

写真:手元をアップ。ツボにお灸を置きます。

写真:お灸に線香で火を付けます(点火)。

まずは、鍼と灸をするツボの確認。ツボが確実に取れるようになってからお灸。そして、鍼と進んでいきます。

お灸がもし失敗すると火傷ですみますが(「火傷ですむ」とは授業・実習だからの言い方です。患者さんにはアウトです)、鍼は失敗する内臓に刺さってしまいます。肺に刺さってしまったら、激しい痛みが生じ、その後は呼吸が苦しくなり、適切な処置をしないと「死」だってあり得ます。

鍼を刺すのが難しいツボほど、腰→背中→肩と「上がって」いきますので、この順番で、ツボ確認→灸→鍼と合わせて授業が進行していく、というのが日本一お互いに鍼を刺し灸を据える東京衛生学園スタイルです。

2年生の鍼灸基礎実技は、こちらの3人が目を光らせています。
左から、田坂先生、上野先生、河村先生です。

2年生の9月。肩にお灸をしているということは、いよいよ肩に鍼をするということ。もっとも刺すのが難しく、ほとんどの学校では刺さないツボたちに、東京衛生学園ではプロ同様刺せるようになっていだきます。

ツボの位置を河村先生に確認してもらって…

オッケーだったのでお灸開始!

3年生の「臨床実習」では、本校の授業に協力してくださる「協力患者さん」への鍼灸治療がはじまります。どんな訴えの患者さんが来院するか分からないのは、町の鍼灸院と同じ。もちろん、指導教員が目を光らせていますので危険はないですが、状況によっては、指導教員の指示で指定されたツボに鍼を刺さなければなりません。だから、3年生までに全身に鍼を刺せるようにならないといけない、なって欲しい、なってもらう。それが東京衛生学園スタイルです。