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治療院訪問記

【鍼灸マッサージ師】卒業生の治療院訪問記 その23~教え子だけど大先輩 編

2012年12月01日治療院訪問記

  学校法人後藤学園は中国の北京中医薬大学と天津中医薬大学と学術提携を結んでいます。今では卒業生が本場の鍼灸を学びに留学をしていますが、提携を結んだ当初は中国から先生方が後藤学園に語学研修を兼ねて教えに来てくれておりました。

 李 向東先生は2010年に東京衛生学園東洋医療総合学科2部を卒業し、現在渋谷区元代々木で「治療院 アキュ ポイント」を開業しております。李先生は当校を卒業したのは2010年ですが、当校に教員として留学してきたのは20年以上前の1990年です。当時北京中医学院(現 北京中医薬大学)で教鞭をとられていた李先生は教育交流の5期生として1年半滞在し、その期間中に推拿(スイナ)の講義も当時の在校生にして下さいました。私が当校の教員になったのが1999年ですから、李先生は教員としての大先輩にあたります。

 そんな李先生の下に今年の春東洋医療総合学科1部を卒業した谷北晃浩先生が就職しました。在学中には特に行わなかった推拿の手技や鍼灸に頼らずに「掌(て)で治す」ことの大変さを毎日学んでいます。その谷北先生の先輩にあたるのが橋本秀樹先生(2003年卒)です。なんだかややこしい話になりますが、東京衛生学園の卒業期は橋本先生の方が李先生よりも早いんですが、中国での臨床経験も踏まえて臨床家としては李先生の方が大先輩にあたります。まぁなんにせよ、橋本先生も谷北先生も李先生のもとで手技療法の極意を学んでいることだけは間違いありません。

 神奈川衛生学園の学校長 後藤治久先生は「てあて」の大切さを我々にも話して下さいます。治療ができる「て」も大切なのですが、「てのぬくもり」「てをさしのべる」など患者さんに安心感を与えることもあはき師の「て」の役割です。在学中に治療家としての「て」を育てていくことも大切なことだと思います。

学科長:光畑 昇

写真:李先生、谷北先生(左)と橋本先生(右)、治療ブース

李先生 谷北先生と橋本先生 アキュ ポイント治療ブース