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【理学療法士】 PNFの授業 マット運動-ブリッジ
2016年07月11日リハビリ
PNF……耳なれない言葉かもしれませんが、リハビリやスポーツ、トレーニングに興味のある方ならご存じでしょうか。PNF(Proprioceptive Neuromuscular Facilitation:固有受容性神経筋促通法)とは、「人体に存在する感覚受容器を刺激することで、神経や筋肉(神経筋)の働きを高め、身体機能を向上させるリハビリ技術」(『脳を鍛える筋トレ』 市川繁之ほか著 より)。アメリカで発祥し、日本でもリハビリやスポーツの現場で実践されています。
一回聞いただけでは難しい専門用語ですが、本校のリハビリテーション学科では、PNFの基本原理と手技を学ぶことができる授業(3年次・理学療法技術論Ⅲ)を設けています。

講師を担当しているのは、本校の卒業生でもある市川繁之先生。これまで多くのプロスポーツ選手、日本代表クラスのアスリートをPNFのテクニックでサポートし、日本PNF協会の理事長も務められています。
>>>市川繁之先生 スペシャルVoice
今回紹介するのは、PNFの中でもよく活用される「マット運動」の授業。脳卒中の患者さんから、スポーツ選手にまで応用できるテクニックで、弱った筋肉や鍛えたい筋肉を強化します。


学生さんをモデルにして「ブリッジ」のデモンストレーション。さまざまな姿勢、手足のポジショニング、動きをとりながら、どこにウェイトがかかっているか、どの筋肉にどれぐらい負担がかかるか、安定性は保たれているかを確かめていきます。
また、その運動が患者さんのリハビリにどのような効果をもたらすのか、この姿勢をとってもらうことにどんな意義があるのか、先生が学生さんに問いかけながら授業が進みます。
デモの後は、2人1組になって、ブリッジの実践です。

すんなりイメージ通りにいかない場合は、先生が個別にフォローしていきます。

学生さんたちは、すでに臨床実習で病院現場に接していることもあり、「ここを動かしてください」「どんな感じがしますか」など患者さんとのコミュニケーションも意識しながら取り組みました。
4年後のオリンピック、パラリンピックを控え、スポーツの世界でも理学療法士のニーズが高まってくることが期待されます。
リハビリテーション学科 7月16日(土)の体験入学は、「ストレッチ」を模擬授業のテーマにするなど、スポーツを意識した構成でお届けする予定です。
