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【東洋ブログ 大希のつぶやき】ツボの授業
2025年07月29日授業の様子
ツボ。ツボを駅に例えると、駅と駅を繋いでいる線路に該当するものがあります。「経絡(けいらく)」といいます。この経絡は、人体のあちこちに張り巡らされております。例えば、「目」には目と繋がる経絡があります。そして、その目と繋がる経絡には、いくつもの駅、つまりツボが存在しております。そのツボが目の治療に使えるというわけです。ちなみに、ツボは経絡上に存在する穴なので「経穴(けいけつ)」と呼ばれます。そんな1年生の経穴の授業が進んでおります。松川先生の授業ですね。
今年最初のブログで取り上げて以来です。
↓【東洋ブログ 大希のつぶやき】教員の松川瑛美です!

写真:OSCE前なので、ベッドの数少ないです。松川先生が説明中。
※OSCEについてはこちらから→【東洋ブログ 大希のつぶやき】3年生の鍼灸実技試験OSCE

前腕にある経穴の位置を確認中。ツボを実際に触れて確認することを「取穴(しゅけつ)」といいます。

ホワイトボードの内容を拡大。松川先生紹介ブログでも説明していますが、体の大きさ、長さは人によって違うので、ツボの位置も、どこどこから何センチって感じでは決めれません。そこで、骨を基準として、身体各所の長さを尺寸によって定める方法を「骨度法(こつどほう)」を用います。前腕では、手首の皺から肘の皺までを12等分にします。漢字で書いているのは、すべて経穴名です。

手首の皺から肘の皺までが12。半分にすると6。さらに半分で3。さらにさらに半分だと1.5。ということで上のスライドの「霊道(れいどう)」って経穴の位置が確認できるというわけです。

松川先生の手をアップ。両手の人差し指と小指を使って、半分の半分の半分を測ります。

それでは、取穴スタート!

経穴には黒いシールが貼られます。よくできました。

こんな感じで、「経絡経穴概論」の授業は、座学と実技(取穴)の両方で行われるのが東京衛生学園の特徴です。
私も「経穴」に関する座学の授業を担当しています。ちなみに、教科書執筆者です!

拡大すると…

東京衛生学園の特徴の一つに、有名講師陣がおりますが、我々教員もいろいろやっているメンバー揃いです。
教科書を書いた人に教われる鍼灸学校が東京衛生学園専門学校です。