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【東洋ブログ 大希のつぶやき】初めて相手の足に鍼を刺しました!
2025年10月15日授業の様子
4月に入学した今年の1年生。高校新卒から社会人までそろっておりますが、早半年が経過して先日はついに自分の足に鍼を刺しました。*詳しくはこちらのブログをチェック→【東洋ブログ 大希のつぶやき】初めて自分の足に鍼を刺しました!
ここまで、鍼の練習は基本的にトイレットペーパーへ刺す練習を通して、指の使い方、姿勢の矯正などなど基本をしっかり確認してきましたが、いよいよ自分の足に刺しまくる!!!!!のかといえば違います(笑)。ってことで、翌授業で、早くもお互いの足に鍼を刺しました!これが東京衛生学園スタイルです。

ってことで、はじめての相手への鍼の様子を見てみましょう。ここからはユウキの手元のアップとなります。
写真:みんな姿勢や立ち位置などがバラバラですが、これでいいのです。だって初めての相手への鍼だから。

「鍼管(しんかん)」から出ている「鍼柄(しんぺい)」と呼ばれる鍼の持ち手部分を、指でトントンと叩きます。「弾入(だんにゅう)」という手順です。

「弾入」によって鍼が少しだけ刺さっています。そこで、「鍼管」を抜き取ります。「抜管(ばっかん)」と言います。

はい、「抜管」しました。ここで「鍼管」は使用しないので、鍼皿へ移動です。

写真向かって右の手(左手)は鍼を刺せえている「押手(おしで)」と呼び、「鍼柄」を持って鍼を刺していく左の手(右手)を「刺手(さしで)」と言います。私の合図で「スーっ、スーっ、スー」と刺していきます(笑)

はい、刺さりましたー。

体を起こして、まずは鍼の角度(左右に倒れていないか)を正面から確認します。そして…

足元からも鍼の角度(前後に倒れていないか)を確認します。

まっ、最初は思うように角度には刺さりません(笑)

ユウキ、「うーん」って感じでしょうか。少し笑ってます。

さて、練習の様子を見てみると、あることに気が付くでしょうか。部分的に拡大すると…

学生さんの腕には「黄色」の名札、そしてワゴンの上には「青色」の名札がついた鍼皿が置いてあります。

こちらだと、さらに分かりやすと思います。今、鍼を刺している学生さんの腕には「黄色」の名札。患者役の学生さんの腕には「青色」の名札が付いてます。で、ワゴンの上にも「青色」の名札が付いた鍼皿が。

授業で鍼を刺す数が日本一の東京衛生学園。そのため、頻繁に「治療者役」と「患者役」が交代します。そこで問題になるのが、鍼の刺し間違いです。つまり、自分に刺された鍼を相手に刺してしまうと大変な医療事故となります。そこで、鍼を入れる鍼皿と、自分の左腕に黄色か青の名札を付けて、事前に2回のチェックを経てから練習が始まります。ほとんどの鍼灸学校では、授業中の交代は1回のみです。しかし、東京衛生学園では多いと10回近くも交代します。交代数が多いということは、技術確認の回数が多いということ。技術向上にいおいて絶対に必要なのは練習時間です。鍼の技術は刺した数に比例して上達します。学生中にどれだけの数の鍼を刺して、灸の捻ったか。卒業して就職先で他校の出身者との技術の差を目の当たりするのが、東京衛生学園があるあるです。
ってことで、まずは1年生は、ひたすら交代を繰り返して、まずは消毒をはじめとした基本動作を徹底的に身に付けてもらいます。1に練習、2に練習、3、4で確認、5で練習、です。