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【東洋ブログ 大希のつぶやき】艾(もぐさ)作りをプロに学ぶ「亀屋左京商店」

2019年02月23日授業の様子

今年もこの時期になりました。そうです、艾(もぐさ)作りです。


★過去のブログはこちらから。
2013年07月24日のブログ「亀屋左京商店」
2016年03月02日のブログ「亀屋左京商店」

草餅なんかに使われる蓬(ヨモギ)の一部を精製したのが艾、もぐさを円錐形にしてツボの上で燃やすとお灸になります
東京衛生学園専門学校の鍼灸実技教育のこだわりの一つが「道具」です。
良い道具を用いて、正しい練習をたくさんおこなえば、誰でも上手くなると私は考えます。そんな本校で使用する艾の1つが滋賀県の米原市柏原は伊吹山のふもとに店を構えて300年以上の歴史を有する「亀屋佐京商店」さんの艾です。


そんな「亀屋佐京商店」のご主人である松浦達修さんに今年も国家試験には出ないけど、きゅう師になるなら知ってなきゃダメなお灸に関する様々なことを教えて頂きました。東京衛生は国家試験の合格の先を考えて授業行っているので、こういうの多いです。


松浦さん、トークが熱いんですよねー。この日は昼夜共に3時間ずつ、講義&艾作りのご指導を頂きました。松浦さんは「亀屋佐京商店」の14代目店主さんです。お店は、中山道69次・60番目の宿場町に当時の風情を残す素敵なお店を構えております。なんとこのお店、浮世絵で有名な歌川広重の『東海道五十三次』に載っているんです!凄いよね。
写真は去年の11月に見学に行った時のもの。講師の高橋雅明先生もいっしょに。


入口の看板に歴史を感じるよね。この服装は工場見学したから。


なぜこの服装なのかは、来年2年生になって見学にいけばわかります(笑)


こんな感じの講義の後に…


いくつかのグループに分かれて艾作り開始!


学校での艾作りはこんな道具を使用します。すり鉢、ザル、歯ブラシ等々。


風邪予防でマスクをしているのか…それとも…(笑)


男ども、働け(笑)


こんな感じで昼と夜にやって頂きました!
松浦さんお忙しいところ本当にありがとうございました。艾作りの大変さや苦労が少しでも理解できると、明日から艾を捻る時の気持ちも変わってきます。そしてそれが技術の向上にも関係してくるんです。
この授業で学んだことを頭に入れて、来年「亀屋佐京商店」さんにお邪魔します!