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【東洋ブログ 大希のつぶやき】盛沢山2年生の鍼灸実技
2024年05月16日授業の様子
東京衛生学園専門学校の鍼灸実技は、1年生で徹底的に基礎の基礎を練習しますが、それによって身に付けた基礎を大爆発させてガンガン新しいことを学んでいくのが2年生の「鍼灸基礎実技2」です。写真:前に指導教員が3名並んでいます。右から、田坂先生、河村先生、上野先生。この授業の教員はたまたま女性だけだね。

お互いの足に「銀製」の鍼を刺したり…
※現在、多くの鍼が「ステンレス製」ですが、「銀製」の鍼は刺すのが難しく、鍼を刺す為に最も基本となる「芯をとらえる」技量を高めることができます。これがなかなか難しい。ちなみに値段も高価なので、ほとんどの鍼灸学校では体験的に1年生の時に刺す程度です。へたくそな1年生で刺しても何の経験にもなりませんが(笑)

ステンレス製の鍼を刺したり…
※ステンレス製の鍼を刺すときには「鍼管(しんかん)」と言われる補助具を使用します。

黙々と練習します。鍼を刺します。

ただひらすらに。刺して刺して刺しまくります。

マイちゃんがカメラのほうを向いてくれたのでカシャッと一枚。はて、私はにらまれているのだろうか(笑)

ハイ、マイちゃんが肩に鍼をする練習中。鍼管を用いて鍼を刺すときって、「トントン」って鍼を叩くのですが、「トントン」って叩いた後に鍼を抜いて、片手で鍼管の中に鍼を素早く入れる方法を「片手挿管」っていいますが、その練習をしてます。

モエピーが片手挿管を練習していますが

落下失敗。のタイミングでパシャッ(笑)。やれやれ…。

ケントも片手挿管の練習をしていますが…

同じく落下失敗。のタイミングでパシャッ(笑)。やれやれやれやれ…。

はい、ってことで、1年生で学習した基礎を再確認し、さらなる基礎力の向上を目指しておりますが、この後からいよいよ腰にお灸と鍼を刺す練習に入っていきます。1年生では解剖学の知識も不十分ですし、なにより鍼と灸の技術も不十分なのでお互いの足にしか練習できませんでしたが、2年生はいよいよ腰です。ここから徐々に背中を上がっていき、夏が終わるころには肩に鍼をするようになっていきます。つまり、腰から上にあがればあがるほど刺すのが難しい危険部位に入っていくことになります。だからね、基礎が大事なんです。学校によっては、首や肩などの刺すのが難しい部位には在学中には刺さない学校もあります。全身に当たり前に鍼が刺せるって、鍼灸学校の当たり前じゃないんです。こういうのって入学前には分からないんだよねー。卒業してから恐ろしさと有難みを知ることになります(笑)