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【東洋ブログ 大希のつぶやき】日本鍼灸の診察法 腹診(ふくしん)

2025年07月10日授業の様子

昨日のブログで、三年生の「積聚治療」の授業の様子を紹介しました。「積聚(しゃくじゅ)」と呼ばれる腹部の異状を確認するのですが、この腹部の診察を「腹診(ふくしん)」と言います。日本で発展し、日本鍼灸(日本伝統鍼灸)の特徴的な診察法と言えます。
↓「積聚治療」のブログはこちらから

さて、そんな「腹診」ですが、初めて授業で学ぶのは2年生の「身体診察法2」です。こちらのブログの読者であれば思い出してくれるはず。そうです、以前、「脈診(みゃくしん)」を紹介した授業です。
【東洋ブログ 大希のつぶやき】日本鍼灸の診察法 脈診(みゃくしん)

「脈診」の担当は学科長の菅原之人先生でしたが、「腹診」の担当は田坂里織先生です。
田坂先生は、積聚会で講師を務めている腹診のスペシャリストです。


授業では、基本的なお腹の触り方から学んでいきます。そしてお互いに触りまくります。


ふくしん、ふくしん。


お互いに「腹診」をしていきますが、「ん?」て時には田坂先生を呼んで確認してもらいます。
ジュンちゃんがパティシエ・クマイの腹診していて田坂先生のチェック中。


お腹の触り方にはいろいろあり、片手で診る腹診法と、両手を重ねて診る腹診法があります。両手で診るほうが初学者には分かりやすです。サオリンがスズタクの腹診中。両手重ねの腹診。


イトーさんがダイスケの腹診をしていたのですが…気づくと(次の写真)


田坂先生のチェックが入り、「見本」として皆に囲まれる(笑)。


こちらでは、トモが「見本」に。そんな一斉に手を伸ばして診ても(笑)


腹を診る腹診。
触ることだけではなくて、見ても把握できる情報があります。例えば全体の形、色、臍の形などなど。とても奥が深いです。ただ、「脈診」に比べると分かりやすく情報が得やすいのも特徴です。学生中に一人でも多くの脈を診て、腹を診ることが上達のカギです。そしてそれが3年生の臨床実習に繋がっていくのだ。