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【東洋ブログ 大希のつぶやき】燃えろ心若き鍼灸師
2025年12月23日授業の様子
やっててよかった長野式ってことで、村上裕彦先生から、故長野潔先生による長野式治療法と松本岐子先生のKiiko Styleを学ぶ授業もラストの5回目です。
写真:熱く鍼灸について語る村上裕彦先生。

村上裕彦先生は、授業に来ている「目的」をいくつかおっしゃりますが、その1つが、長野潔先生と松本岐子先生の本を売る(知ってもらって、勝手もらう)ための宣伝、そして、もう1つが鍼灸の素晴らしさを、鍼灸師にこれからなる学生さんに知って欲しい、この2点につきます。先生の思いはTシャツの文字として刻まれており、五行の色に従って毎回Tシャツと文字の色も相生関係の順で変わっていきます。みなさん気づいていましたか。村上裕彦先生の1回目のブログから見てチェックして。
1回目 鍼灸って素晴らしい
2回目 以鍼伝心・興味鍼々
3回目 I 💓 鍼灸
4回目 凄いぞ 素敵だ💓 鍼灸だ!
最終回も熱いです。っていうか、今回は予定していた内容ではなく、とっておきの内容を紹介してくださいました。
一緒に指導を手伝ってくれる弦も、あっ、石井弦先生も、まさかって感じで笑ってました。ってことで、今回は板書の拡大サービスはなしです(笑)。一応全体のはお見せしますね。肝腎なところはモザイク入れてますが。

私が、某中医鍼灸クリニックで研修をさせていただいて時の話を少ししましょう。長いよ(笑)
知り合いのA先生が倒れられて、鍼灸治療の受診を兼ねて都内の病院から転院してきました。某中医鍼灸クリニックは、本学園と一緒に中国の天津中医薬大学と学術交流をおこなっており、天津の石学敏先生が考案した特別な鍼灸治療法で治療が行われておりました。知り合いのA先生は、その鍼灸治療を受けて、劇的に回復していったのですが、立ち上がることだけできませんでした。そんなある日、石先生の弟子にあたり、本学園の兵頭明先生と共に『鍼灸学』を著した劉公望先生が仕事で来日しました。A先生が入院していることを伝えお見舞いに行った際に、どのような治療をしているのか質問されました。石先生の治療法をしていることを詳しく伝え、立ち上がることだけ出来ないことも知らせると、「私が石先生から習った秘術を試してみましょう」と言い、劉先生は顔面の「四白」というツボに鍼をしました。手技を加えたその後、A先生に立ち上がるように指示すると、A先生が立ち上がったのです。その場に居た私は超感激感動でした。劉先生は私にも体験しなさいと、私の四白にも鍼をしてくださいました。流注を勉強していれば分かりますが。足陽明経は承泣に始まり、下腿へ流注しますが、大迎から別れて人迎(首)へ行く流れと、耳の前から額中央への流れと分かれます。劉先生は「上手に鍼をすると額まで響かせれる」と言っておりました。私も耳の前まで流注通りの響きを体験しましたが、「病気でないので額までは響かないね」と言われました。この話を、弦と、あっ石井弦先生と授業中におしゃべりして盛り上がっちゃいました。なぜかって、この日の村上裕彦先生の授業の内容にとても似ていたからです。いやー、ホントに鍼灸凄い。中医学凄い。石学敏先生も劉公望先生も松本岐子先生もKiiko Styleも凄いよ。おら、ワクワクすっぞ。

はい、弦も最後まで熱い指導をしてくれます。あっ、石井弦先生ね。もういいか(笑)。
写真:板書代わりに(笑)

そうそう、この授業の前日、なんと松本岐子先生が都内でセミナーを開催しまして、多くの受講生が集まったようなのですが、本校卒業生の南部美幸先生も沖縄から参加しており、翌日、授業の手伝いに来てくれました!

南部美幸先生、ありがとうございました!
そうそう、南部美幸先生は過去のブログに登場していますので、リンク貼っておきましょう。
2013年09月18日 伝説来校(笑)
ってな感じで、今年の授業も終わってしまいました。最後に記念撮影です。
ユッキー写真ありがとう。

東京衛生学園に限らず、鍼灸学校にはいろんな先生が授業に来てくれると思います。それこそ、それを「売り」にしているHPも見かけますが、多くの場合は私に言わせればパンダですね。見てみてすごーい、です。では、東京衛生学園は何が違うのか。多くの講師は3年生の授業に来てくださいます。その為、その先生の指導されることが最大限に発揮できるように逆算して、1年生の授業が始まっています。例えば、中国鍼を主に使用する3年生の授業の際に、中国鍼が刺せない状態で授業に参加しても得れるものは少ないです。1年生から中国鍼を刺していることで、3年生の授業で初めてのツボに中国鍼を刺すことになっても、先生のデモを見て真似をすることができる。そう、物真似ができるんです。パンダを見たら、どんなだったか分析して、それを表現できてこそ、パンダを見た甲斐があるってなものです。そうすることで、指導しださる先生も熱の入り方が違ってきます。そうすると、卒業後に会った時にも「東京衛生でお世話になりました」ってなった時の印象も違ってくるのです。狭い世界だからね。他の鍼灸学校が受験生に向けていろいろな工夫をしていると思いますが、東京衛生学園の授業の工夫ってこういうところにもあるんです。駅から近くて通いやすい、学費が安い、オンラインだから通わなくていい。いいですね、どうぞいろいろ工夫してください(笑)。東京衛生学園は昔も今の鍼灸師を育成の職業訓練校です。変えれないもの、変えないほうがいいものはそのままに、今後も授業を展開していきます。
村上裕彦先生、今年もご指導ありがとうございました。あっ、弦もサンキュー。










